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2013年5月29日 (水)

小手川ゆあ「君のナイフ」

煩悩が捨てられない八橋壮太朗です。


君のナイフ

小手川ゆあ
集英社

ファンタジック殺し屋ストーリー「君のナイフ」が10巻をもって完結となりました。スーパージャンプからグランドジャンプPREMIUMまで4年に渡る連載、お疲れさまでした。小手川ゆあさんと言えば黒髪の女の子がキュートなところにシリアスというかダークなお話というのが好きなのですが、この作品もステキな黒髪女子が満載でございます(じゅるり)。

なにはともあれ、概要をご紹介。高校教師の志貴は金に困っていた。重病の姉のために莫大な医療費を用意しなければならないからだ。金で人殺しを依頼され、犯行グループの一員となる。そこには久住という刑事もいた。勢いと流れで参加してしまったものの、殺人行為に抵抗感があったためミッション中に居合わせた、いつきという不思議な少女を殺さずに家にかくまうことになる。人に触れると、その相手の名前や何を考えているかなどを知ることができる。なんだかんだ言って、人殺しの依頼を続々と引き受けてしまううちに、犯行仲間の久住や運転手担当のヤンと抜き差しならない関係になってゆく。いくつかミッションをこなす中で、またしても居合わせた無職の槇原を殺さずに仲間に引き入れてしまう。依頼をこなしていくうちに、志貴はためらいもなく銃殺できるようになっていた。ただ、犯行を重ねていくうちに、ボロも出てしまうし計算外のことも発生するため、徐々に警察の手が忍び寄る。警察の内部事情も併せて描かれ、一枚岩でもない上に女性刑事が殉職するなど、多くの人間関係がうごめくのですが混乱することもなく丁寧に表現されていてどんどん読み進めていける内容です。

どうも上手く紹介できずに申し訳ございません…。

基本的にサスペンスなんですが、シンプルすぎず、込み入りすぎず、いい塩梅で作られている作品です。主人公に感情移入できるものの把握しきれるほどすべてが明らかにはしてくれず、仲間も温情ありそうだけど表面的にはクールです。お約束とお約束ハズシのバランスが適度で、心地良いです。個人的には黒髪少女がかわいいのでそれだけできゅんきゅんですが…(笑)

勝手な希望ですが、小手川ゆあさんにはスターシステムを採用したデタラメ感が満載の作品を描いていただきたいなと思っております。そしてもうひとつ、好きじゃないジャンルの作品にトライしてみてほしいです。イヤでしょうけど…。ヒーローモノや特撮モノが好きなクリエーターに、ヒーローも特撮も一切封印した作品をつくっていただくと、激烈に面白くなることが多いと思っているのですが、そんな一面があるんじゃないかと勝手に思っている次第でございます。

連載おつかれさまでした。

君のナイフ 1 (ジャンプコミックスデラックス)
小手川 ゆあ
集英社
2010-04-02

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