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2012年10月15日 (月)

松尾衡監督「夏雪ランデブー」

世間にはアップル税が浸透していると思う八橋壮太朗です。

全話を録画してあった「夏雪ランデブー」を一気に見ました。





監督 松尾衡

原作 河内遙

アニメーション制作 動画工房

出演 中村悠一、大原さやか、福山潤、冬馬由美

アニメといえば、女の子がどうでもいい話をして終わるヤツとか、バーチャルな世界でバトルするとか、特殊能力で悪と戦うとか、そんなんばっかりかよと思っていたところで夏雪ランデブー。お目目が大きい画についていけないかも、と思ったのは最初だけ。お花屋さんの日常的なシーンに一安心。やっとリアルに近い日常が描かれる大人なアニメに出会えた…と思ったのも最初だけ。死んだはずのオトコが幽霊(?)として浮遊していて話しかけてくる、フレームインしてくるという。この作品もファンタジーですか。そうですか。

とは言え、悪と戦うとか仲間を見つけるとか変身してドンパチやるとかは全くありません。よかった。

それより、花屋の店長(大原さやか様)が愛されまくるというヒトコトであります。原作も含めて女性向けなんだろうと思うんですが、実は大原さやか様ファンにはたまらない作品。ずっと大原さやか嬢の声を楽しめます。いい役ゲットしましたね。最高です。秘蔵したい作品ですね。

さて、内容は。お花屋さんの店長をめぐって、若いオトコと元ダンナ(幽霊)が取り合いするという内面を描きまくるドラマ作品です。内面だらけで、なぜアニメでやるんだ?と思ったら、後半になってバーチャル世界というか思念世界というか、そういうワールドが登場します。いわゆる、頭の中に小人さんが出てきて葛藤するという感じのことをやる世界が出てきます。こりゃアニメじゃないとキツイっすね。そしてそこでも大原さやか嬢ワールド。たぶん大原さやか嬢の声にハマってる人なら「俺もそのワールドに入りたい」と思うこと間違いなし。それだけこの作品は大原さやか嬢で出来ています。たぶんセリフ量的にも、マジでそうだと思う。

元ダンナと若いオトコ(主人公)の競り合いがベースではありますが、お花屋さんの店長はダンナと死別しているわけであって関係が冷えて別れたわけではないので、2人の間で気持ちが揺れまくる。もっとも葛藤を抱える存在になっていくのであります。そんな3人の内面を、1クール使ってキッチリ見せる作品になっていて、こういう作品は新鮮ですね。こういう作品ばっかりになるのはイヤだけど、たまには作ってほしいと思わされました。たぶん、2時間で1本のアニメ作品にしようと考えてしまいそうな作品を、連続アニメとしてやるチャレンジングな姿勢と構成力がスバラシイ。原作も連載マンガだから、ある意味忠実にアニメ化できてるんじゃないでしょうか。原作読んでないんで判断つきませんけれども。

こんなにも狭い世界でも、内面を深く描くと、いくらでも世界は広がるんだなあ。そう思わせてくれるアニメでした。派手さが無いので好きな作品です。こっそりオススメ。


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