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2012年9月22日 (土)

津田マガを写経して

お金大好き八橋壮太朗です。
あ、つい本音が…。

ボクは津田マガ(津田大介さんのメルマガ)を購読しており、懇意にしています。ステレオタイプの少なさと、安定したクオリティの高さは、大絶賛しております。もともとNHKのクローズアップ現代が好きなボクには、近いコンセプトを感じるので嬉しい。

そのため、最近は情報の仕入れ先が津田マガに偏ってしまっている。しかも、火曜日はJ-WAVEのJam The Worldを飲食店で聞きながら食事、水曜日は帰宅したらNHK News Web24を見る。ほとんど津田さんの追っかけ状態になりつつあり(毎週見てませんけどw)、ボクの情報源は津田さんに大きく偏ってしまっている。著名人のキャラクターと業績を、なるべく切り離して受け止めようとしているボクとしても、さすがにどうかと思うぐらい、毎日が津田大介(言い過ぎ)。これだけ見聞きするようになると「頼むから嫌なヤツでいてくれ」と思ってしまうほど(!)。

これは、あまり好ましくない状態です。
・情報源が偏っている
・他に信頼できそうな情報源を見つけられていない
改めて挙げてみると、こんなところでしょうか。

そこで、もう津田マガは飛ばし読み度をアップさせるしかないと決意。もともと飛ばし読みしてたんですけどね。毎週、全部を読むのはムリな文章量なんだもの。正直、気になる記事だけピックアップしやすくなるとか、バックナンバーの見出し一覧があるとか、なんか欲しいですね。

このとき、俺の中の小人が「無いなら作れよ」「お前が作れよ」とささやきはじめます。
いやいやいや。どんだけ文章量あると思ってるねん、と。
そんなとき、津田マガQ&Aコーナーで、こんな一節がありました。

「文章表現に自信がないなら、『うまいな』『好きだな』と思う文章を、一字一句ひたすらパソコンで写経してみるといいですよ。(略)僕は最初の頃は別冊宝島のルポとか、ノンフィクション中心に写経してました」

津田大介の「メディアの現場」(vol.23)


今写経するとしたら、思想家の東浩紀さん(@hazuma)の文章がいいんじゃないかな。東さんの文章――特にコラム的な文章は、読んでいて圧倒的にうまいなと思います。作家で東京都副知事の猪瀬直樹さん(@inosenaoki)の文章も凄みがありますよね。個人的には、評論家の山形浩生さんの文章もいいと思います。特に彼の訳文は写経に向いている気がします。あと、最近読んだ本の中では『ソーシャルファイナンス革命 ~世界を変えるお金の集め方』(技術評論社)( http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4774151521/tsudamag-22 )の慎泰俊さん(@81TJ)の文章が抜群にわかりやすくて良かったですね。もし本の写経に飽きてきたら、ニコ生やテレビ番組のトークを文字起こしして構成してみるのも楽しいですよ。雑誌やネットの対談記事を参考に、読みやすくしてみてください。そういったことを繰り返していれば、文章力は自然に身に付くと思います。

津田大介の「メディアの現場」(vol.44)


そう。写経をするというのを忘れていました。写経をすれば、物書きのレベルはアップする。構成力や編集力も身に付く。とすれば、ここは津田マガを写経するしかないのでは!?(by小人)

いやあ、前フリが長かった。要するに、津田マガを写経してみることにしました。
でも文字を一字一句打ち込むレベルの写経は、ボクには不要と判断。けっこうやりましたから。
その代わりに、津田マガのトピックスをまとめて、wikiを作ることにしました。
毎号毎号、見出し+αぐらいの内容にまとめて、wikiにする。

で、やりました。私設・津田マガwiki。めちゃ使いやすい。津田マガにバックナンバーの一覧性ができると、スルメのように何度も味わえる。もちろん問題があるはずなので自宅内でしか使えないwikiでございます。
Tudawiki1jpglarge
↑iPhoneで見るとこんな画面(1)
Tudawiki2jpglarge
↑iPhoneで見るとこんな画面(2)

こういうサービス、ご本家でやっていただけないかしら…。ニコニコのブロマガなら可能なんすかね?

さて、こうやって津田マガを創刊準備号からの全部のテキストと向き合ってみてわかったこと。

●ポジティブな感想
(1)構成が、しっかり練られている。
創刊準備号から続くコーナーが多いし、実験的な企画記事とのバランスもいい。
お店と一緒で、「いつもそこにある」という継続性が大事なのであります。いつも定番のコーナーがあって、創刊準備号から続いている記事の編成が基本的に変わらないのはスバラシイこと。
(2)扱うテーマが多くの人にとって重要なものが多い。
世間には最新情報を追うメルマガや、エッジの効いたテーマのメルマガはあるけど、そんな記事の寿命は短いものが多い。すぐにどうでもいい話題になる。津田マガで扱われるテーマは(全部じゃないけど)あとから振り返って読んでも、重要さが変わらないものが多い。テーマの選び方が秀逸です。
(3)記事のセットアップが巧い。
1つの記事だけ切り出しても成立する。どういう背景があって、今回のテーマや問題について語るのか。そんな記事の導入がコンパクトにまとめられていて、クオリティの高さはここにある。
(4)ステレオタイプがほとんどない。
「本当の意味の中立は無い」と言われますが、ステレオタイプにハマらないというのも難しいことです。世間の記事には、ステレオタイプにハメて、叩いて終わり、盛り上げて終わり、揚げ足とって終わりというものも多い。津田マガは、それがほとんどない。津田マガは、テーマの本質を浮き彫りにする記事に努めている。
(4)マジメ。チョー真面目。仕事は真面目です。
これは2つの理由があります。ひとつは、真剣に伝えたいと思っていることがブレてないこと。もうひとつは、専門家などと対談しているので、仲間の馴れ合いトークにならないこと。誰と話をするのにも、リスペクトと緊張感が維持されています。つまり、必然的に記事がテキトーであるわけにはいかない。
(5)アクティブでポジティブです。
どうしても、話題やテーマは明るくないものが多いのに、熱意があってスバラシイ。

●ネガティブな感想
(1)文章量が多すぎて、読み切れない。
紙の本なら、レイアウトされていて一覧性もあるからOKだろうけど、テキスト流し込みにしかならないメルマガとしては、非常に厳しい。飛ばし読みにも不向き。すべてを読み込んでいる読者は、どう考えても少ないと思うんですけど…。そして、テキストが膨大すぎて、他のメルマガを読む気がなくなる。メルマガ界のマリオですかw
(2)メルマガの発行日が遅れすぎ
1日や2日の遅れなら、まだ許容範囲だけど。1週間ぐらい遅れたりしますよね…?なかなか購読する習慣をつけるのが難しい。ホントに。「まだ来ないな」と思ってるときにラジオやテレビに生放送で出てるのを見ると、「はやくぅ〜」「やっぱそっちが本業だよな」とか思ってしまう。
(3)一覧検索性がない。
他のメルマガと同じ悩みですが、津田マガの文章量はハンパないのです。膨大なテキスト量を頑張って編成・構成しているけれど、やっぱ紙のようにレイアウトできないし、画像も入れられないという。そしてバックナンバーの検索とかやる気がしない。記事のタイトルと出演者の名前ぐらい検索できると嬉しいんだけどなあ(ということで自分で作ったんですが)。
(4)津田さんもスタッフも働き過ぎ。
全号のテキストとにらめっこしましたが、毎号ありえない仕事量が発生しているのが、ものすごく読み取れます。1ヶ月分のテキストを読み込んだところで、作業をやめようかと思ってしまったぐらい。正直、遊びが足りない。

●総括
なんとか飛ばし読みしたい津田マガ。膨大な文章とにらみ合った結果、やはり有益なことを再確認。
今後は、いつも以上に飛ばし読みするためにも、一度踏ん切りをつけようと1年間分を振り返ってみて正解でした。毎号毎号、テキストが膨大すぎて読み飛ばしすら困難でしたが、全体の構成がよくわかったので、今後はラクに飛ばし読みが可能になりました。

ちなみに、Q&Aコーナーが膨大なテキスト量すぎて、ビビります。「140字で答えるQ&A」というのは名ばかりで、最もテキスト量があるコーナーの号もあるんじゃないでしょうか。質問も長ければ回答も長い。だんだん、津田マガを読み切れなくなってきたのは、このQ&Aコーナーからでした。

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