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2012年8月22日 (水)

佐々木俊尚さんのメルマガを解約して

コタツ記事大好き八橋壮太朗です。

ニコニコの新サービス「ブロマガ」が始まったのに伴い、日頃懇意にしている津田大介さんのメルマガの配信元を「まぐまぐ」から「ニコニコ」に移行しました。
ボクが津田さんにはついていく価値があるなあと感じたのは、ダダ漏れ女子2号でおなじみだった「そらの」さん事件が起こったときの、距離の取り方でした。ああ、この人は本物だなと。
まあそこはともかく、今回、メルマガ配信元を変えました。これは購読中のメルマガを、購読し続けるか?という見直しをするきっかけになりました。
そして、最も検討対象となったのが、佐々木俊尚さんのメルマガ。「佐々木俊尚の未来地図レポート」であります。
結論から言うと解約しました。

先に擁護するようなことを言っておくと、彼のメルマガは価値があるし、話題も興味がある分野が多い。引き続き、人にススメるメルマガとして挙げることに変わりはありません。

しかし。ボクには予算の限界があります。
今回ニコニコのプラットホームに切り替えるにあたって、予算の再検討が行われました。
正直、ボクの中では津田マガ(「津田大介チャンネル」http://ch.nicovideo.jp/channel/tsuda)が最優先コンテンツです。
これが月額630円(月4回程度)。
そして、ニコニコのプラットホームにカネを払うということから、プレミアム会員になるというオプションは魅力的。これが月額525円。
これで、すでに月額千円を超えてきます。
正直、月額負担は合計2000円〜3000円の中に収めておきたいところ。

さて、ここでニコニコの「ブロマガ」ラインナップを改めて見ます。
注目は、はじめて有料定期課金コンテンツを始める小飼弾さん(「404 SPAM Not Found」http://ch.nicovideo.jp/blog/dankogai/)。
そして、同じく有料定期課金ははじめてじゃないかと思う田原総一朗さん(「ゲキbiz田原チャンネル」http://ch.nicovideo.jp/channel/gendai
小飼弾さんは月額525円(月2本程度)だし、田原総一朗さんは月額315円(不定期更新)。
小飼弾さんは、すでにある無料のブログによってある程度のクオリティがわかります。期待もできます。
田原総一朗さんは、すでに様々な人とのトーク映像がストックとしてもあるし、これからも増えそうです。
こりゃどちらも入ろうと。
そして、うしじまいい肉さんの登場です。コスプレ界の有名人ですが、不定期更新とは言え月額105円。
内容もわかりませんが、マクドナルドで言うところの「ポテトもいかがですか?」的ポジションを狙っているのは明らかです。ボクはポテトが大好きです!
以上で、月額2000円近い購読料となります。

さて、こうやってニコニコの「ブロマガ」ラインナップを見ていると、どうしても購読しなきゃヤダ!と思わせられない限り、月額1000円超えはムリと思われます。
もちろん、毎週更新されるものと、月2回のものを同等に扱う気はありません。
しかし、ホリエモンの毎週更新メルマガが月額840円という事実は大きい。
FXや株と言った、投資や金融系の配信でもない限り、千円越えは厳しいでしょう。

そこで佐々木俊尚さんのメルマガ「未来地図レポート」であります。
毎週更新で月額1000円。
たった今、この月額料金で成立するメルマガとは、いったいどんなゴールデンコンテンツなのか!?
正直、そこまでゴールデンコンテンツではありません。
ぜひ、自覚しているはずのご本人に、この感想が届けばいいなあ(元購読者として)と思うので、解約に至った理由を書いておきたいと思います。

(1)価格が高い。
(2)記事が少ない。
この2つは、代替コンテンツがあるなら致命的です。でも、そこは佐々木俊尚さんのパーソナリティや専門性によって回避され得るわけで、それで成立しているはずです。
言うなれば、同じ24ページのマンガとしても、ジョジョを読みたければ他のマンガより高くてもカネ払いますよ。そういう話です。

しかし、実はパーソナリティや専門性といった部分についても、前から疑問が多かった。
順序的には3番目4番目として書きますが、本来の解約理由はコチラです。
(3)発揮されないパーソナリティ
(4)専門性が怪しい
まず、パーソナリティについて。
ツイッターで佐々木俊尚さんをフォローしている身としては、ツイッターで見てるほうが人間性に近づけるし、思考や思いが汲み取れる。愛着という意味でも、ヨメさんとやりとりしている部分が微笑ましくて、愛着が出てくる。それだけに、メルマガは(方向性が違っていてもいいから)パーソナリティをもっと出してほしいと思っていた。でも、そうじゃなかったですね。
つぎに、専門性が怪しい、について。
佐々木俊尚さんがジャーナリストかどうかという議論もあるようですが、ボクは、そこはどうでもいいんです。言ってることにバイアスがかかっていても、理想論を語っていても、ボクは喜んで読む方です。ある意味そういうもんですからね。もっと言えば、正しくないことを言っていても、ボクは寛容なつもりです。反省しないとか、誤りを認めないとか言われてますが、それでもいいんですよ。それがヒトですから。
でも、問題なのが、語っていることが、「佐々木俊尚さんでしか語れないことなのか?」ということ。
そういうエッセンスが、少しでも感じられれば、(これまでのボクのように)購読するでしょう。
でも、そうじゃなかった。
先月か先々月に、ボクは佐々木俊尚さんのメルマガを再評価した。過去の新聞記者時代の話が面白かったからだ。そこには専門性も感じられるし、本人の言葉も強く、パーソナリティが強くて物語性もあった。いままで彼のメルマガの中でも最良の記事だったんじゃないだろうか。
それに比べれば、普段のノマドワーキングの話や、電子書籍の話、ソーシャルサービスの話は、いったいどれだけ専門性があるのだろうか。
正しく言い表すとしたら、佐々木俊尚さんのメルマガは、海外も含めて新しいとされるIT関連の話題に、思ったよりは早めに触れることができるというだけだ。まあ、それはそれで価値はある。
問題なのは、ひとつひとつの革新的テクノロジーやビジネスの話題に対する、彼のコメントにある。
専門家ならではの深層に迫る解説が期待されるわけですが、どうもそこが怪しい。
ビジネス性を度外視した理想論を展開して終わるときもあるし、本人の希望(こんな未来が来たらいいな)で終わることも多い。
正直、そんなコメントなら、予備校の面白い先生の話を聞いていたほうがよっぽど嬉しい。数学や物理の先生には、もっと楽しく面白く語ってくれるヒトがいっぱいいる。
たまたまテレビでAKBのことを知った上司が、「おい、前田敦子卒業するって知ってたか?」と言ってくるとしたら、まさにそんな存在に成り下がっているんじゃないだろうか。

こうした要因が何をもたらすのか。
それはロイヤルティの欠落であります。
佐々木俊尚さんのメルマガを読んでいるということで、俺は他の人よりITに詳しいぜ!とか、電子書籍のことなら造詣が深いんだぞ!みたいな体験が得られるのか?少しはあるでしょう、少しは。でも、ボクの期待値を大きく下回るのは否めない。
次に残念なのは、彼に愛着を感じることが無いということです。佐々木俊尚さんのメルマガは、ウィットに富んでいて面白いとか、語り口にエッヂが効いててハッとさせられるとか、そういうことが無い。ただ冷徹なツッコミをするだけの竹田敬語さんでも、イヤミの効いた、エッヂの効いた発言はなかなかのものです。ほめ殺しのような表現を繰り返す(元切込隊長の)やまもといちろうさんにも及ばない。

元読者として、上から目線を承知で言うならば、佐々木俊尚さんのメルマガは、値下げした方が良い。
そして、パーソナリティを発揮する記事を増やした方がいい。
今のままでは、読者層がIT音痴のシニアしかいなくなるんじゃないかと思っちゃう。
出版業で失敗した人たちが、電子書籍ブームに再起を狙って集まっているとすれば、そんな彼らがメインの読者になるのではないでしょうか。
専門性と洞察力を生かした「さすが佐々木俊尚さんじゃないと語れない」という記事を期待しています。

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