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2012年8月21日 (火)

ニコニコが俺の中でしきい値を超えた件

整骨院大好き八橋壮太朗です。
今日は津田さんについていって良かったと思える日でした。まあ勝手にですが…。

今日はニコニコが新サービスを発表した。ブログ+メルマガということでブロマガと呼ぶサービス。もちろん動画も扱えるみたいですが。
これは、やっと俺の中で「しきい値」を超えたな!と思う。キャズム越えって言葉は好きじゃないけど似たようなもん。

いままで、生放送できたり物販ができるようになったり、静止画が扱えるようになったり、いろいろ変わってきたニコニコ。正直、ちょっと触ってみては、パッとしねぇなと思ってた。相変わらず、カネは無いけど時間はあるという中高生がどっぷりのサイトというイメージが強かった。1つ1つのコンテンツが見たくて利用することはあっても、ニコニコそのもののイメージは悪かったし、技術的に実現していることはスゴいのだけはわかったけど、(俺には)何の魅力も無かった。

しかし今回、ニコニコが始めたというブロマガ。これは「しきい値」を越えた。
ブログ+メルマガ+定期購読課金という、ホリエモンが一気に定着させたやり方に、動画も加えて、情報発信課金のプラットホームとして仕上げている。
これがしきい値を越えたな!と思える理由はいくつかある。
最も大きいのは、発信者のパーソナリティをコアとした上で、ユーザーの情報消費を円滑にする、ということを実現したこと。簡単に言うと、パーソナリティをコアにしているラジオという媒体を、ネットに置き換ええつつ、改善拡張している理想的な形になっていると思う。

パーソナルメディアとして、ネットはずっと注目されてきた。
ブログも、メルマガも、ネットラジオも、ニコ生も、Twitterも、どれもある一定の貢献をしてきた。
でも、それぞれ違ったアプローチでアクセスしている情報元は、特定の誰か(パーソナリティ)だった。
それぞれを、ただまとめて、マッシュアップするだけでも、しきい値を越えることはできると思う。

でも、今回ニコニコが始めた新しいサービスは、マッシュアップより洗練されている。
それは、最適化のバランスだ。
ホリエモンが成功させた「ブログ+メルマガ+定期購読課金」というモデルの、それぞれのバランスをよく研究されている。これこそ、「ニコニコがいい仕事してるな!」「しきい値を越えたな」と思わせるポイント。
おそらく、今までは「コメント表示」を核にしたユーザー同士のコミュニケーションを重視してきたのだろう。そこを大事にして、肉付け肉付けをやってきた。今回のニコニコは違った。
ユーザー同士のコミュニケーションより、発信者の情報をユーザーに消費させる仕組みのソリューションを重視している。
もう、ユーザー同士のコミュニケーションは、ほっといても勝手にやるだろう、いややっているという視点にシフトしたんだろう。
そして、情報発信者とユーザーの関係が大事だ。
いままでは繋がればいい、ユーザー同士が盛り上がればいいという意味のユーザー指向だった。
今回は、情報発信者→ユーザーという、情報コンテンツをどう消費するかという仕組みだ。

実は、これこそが雑誌に変わる媒体のあり方じゃないかと思う。
俺は津田マガの配信元を「まぐまぐ」から「ニコニコ」に移行した。
正直、ニコニコの「ブロマガ」は、「まぐまぐ」や「はてな」を駆逐してしまいそうなサービスだと思う。
でも、それ以上に雑誌を食っちゃう可能性がある。
雑誌に残されているのは、敏腕編集者や人脈と、グラフィック/エディトリアルデザインの魅力だけじゃないだろうか。
本→電子書籍という流れの中で、実は
「文庫・新書→電子書籍」
「雑誌→ブログ/メルマガ」
みたいな話で。
文庫や新書に関わっている編集者たち、デザイナーさんたちは、まだまだ仕事はあると思う。
でも、雑誌はヤバい。誌面をデータ化しても先細り感が否めない。読み物がメインの雑誌は特にヤバい。それにエディトリアルデザインなんかいらない世界になるだろう。

そして、雑誌が文庫や新書から切り離されるということは、雑誌→文庫・新書という流れが分断されるということ。
雑誌→ブログ/メルマガへの移行が進むなら、ブログ/メルマガ→文庫・新書はあり得る。そこではじめて電子書籍に注力されることになるんじゃないだろうか。
ただ、「ブログ/メルマガ→」の先にあるものが、書籍である必要はなくて。
それが音楽であろうと、ドラマのようなムービーであってもいいわけで。
今回、そういうとても重要になるプラットホームを、ニコニコはリリースできている。

次にニコニコがやるとしたら、情報発信者のマネジメントを行うサービスかもしれないなあ。

ブログ・メルマガ ー ニコニコチャンネル
http://ch.nicovideo.jp/blog/

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