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2012年2月29日 (水)

「AKB48 cafe & shop となりはガンダムカフェ」の過去

軟体動物になりたい私が八橋壮太朗です。

「AKB48 cafe & shop となりはガンダムカフェ」の過去。
こんな場所だったんですねえ…
石丸のケータイショップ売り場かな?

イベントやって怒られて、の場所ですね。

2012年2月27日 (月)

googleの存在感

穴があったら入りたい私が八橋壮太朗です。

なんかあったら「とりあえずググれ」。質問があったら「ググれよ」。google先生は何でも知っている。それがグーグルを知った最初のころのイメージ。検索サイトと言えば、国内的にはyahoo!かgooか、みたいな頃です。

その次にインパクトがあったのは、Google Map。ベータということになっているのに地図がサクサク操れるのがすごくて、みんな地図といえばgoogleになっちゃいました。極めつけはストリートビューでしたね…これで他の地図サイトと完璧に差をつけてしまった。いつしかGmailも、ハンパなく使われている。そうかと思えば、AdSenseとか、bloggerとか、翻訳とか、なんか、なんでもありになっていきます。

何が言いたいかというと。

Yahoo!か、Googleか?みたいなところから始まって、
いろんな●●か、Googleか?みたいなものがいっぱいある。
Android端末かiOSか?みたいなのも同じで。
Facebookか?Twitterか?Google+か?みたいな。

いつだって、Googleは評価され、比較され、それを成し遂げてきた。
googleの成功の秘訣は、「成功するまであきらめない企業」ということが分かる。
合理的で効率的な印象が強いGoogleでも、「あきらめた時が終わり」なんだなと読み取れるし、そこには外部を取り込む循環システムがGoogleという企業にあるのが強みなんだと思う。人材も、事業も、外部から取り込む。そこで試されるGoogleの能力は、見極め力・目利きと言ったもの。これって、マイクロソフトとかアップルとか、任天堂とか、そういう会社はみんな言えてるんじゃないかな。

その中でも、Googleが検索やGmailやGoogleMap…などなどで存在感が出ているのは、収益のほとんどを広告に依存しているという、シンプルさが大きい気がする。ステルスマーケティングという言葉だけで盛り上がっちゃうぐらい、PR記事ですら批判されてしまうことを考えると、「Googleの収益は広告です!AdSenseとか、やたらあるでしょ?」のほうが、信頼されやすいのだと思う。

もうひとつ存在感が大きいのは、開発者や広告主やユーザーがそれぞれGoogleのシステムの中で循環できるエコシステムを成立させていることかな。

まあ、そんなことが言ってみたかったんです。
なんと駄文なこと…。トホー

2012年2月24日 (金)

原恵一監督「カラフル」

乾燥していると、エアコンはエアーコントロールなんてできてないじゃないか!とツッコミたい私が八橋壮太朗です。

前から見たかった原恵一監督「カラフル」を見る。

どうやら評判がいいらしいぞ、というだけで、何の先入観もなく見る幸せであります。
まずはAmazonより引用。

「河童のクゥ」「クレヨンしんちゃん」の原恵一監督作品
第14回文化庁メディア芸術祭 アニメーション部門 優秀賞作品
直木賞作家・森絵都の大ベストセラー小説が、最高の映像作品で生まれ変わる!

死んだはずの“ぼく”の前に、突如“プラプラ”という天使(?)が現れ「おめでとうございます。あなたは抽選に当たりました」と話しかけてきた。大きな過ちを犯して死んだ“ぼく”は、再び下界へ戻って再挑戦するチャンスを与えられたというのだ。そして、自分の罪を思いださなければならないと。こうして、“ぼく”の魂は自殺したばかりの中学生・小林真の体に入り込み、真として生きることになる。真の家庭は、一見幸せそうに見えた。しかし、存在感の薄い父、母は不倫中で、兄は出来の悪い真を馬鹿にして口も聞かない。その上、学校では内気で友達も無く、成績も最低。救いようのない毎日を生きていた真は、秘かに想いを寄せる後輩ひろかが援助交際をしている事実を知り、自殺したと“ぼく”は知る。そんな中、真っぽく振る舞わない“ぼく”と、まわりの関係が少しずつ変わってゆく。家族、はじめて出来た親友、真をずっと見ていた唄子、そしてひろか。様々なことが動き出し、そして、“ぼく”は「ある事」に気づく。
灰色一色だと思っていた“真”の世界は、よく見ると、いろんな色を秘めていた――――

死んだはずだけど下界に戻って再挑戦、自殺したばかりの中学生、不倫中の母、後輩が援助交際。この説明文だけ読めば、なかなかベタな前フリです。でも、そんな先入観は忘れて見られます。むしろ読まないほうがよかった。そんなこと、今更ここで書く私もどうかと思うけれど(笑)

どう書いていいのか困る作品です。大絶賛したいけど人には薦めたくないタイプの作品だから…。

それに、何から書いていいか悩む。
まず、原作がスバラシイのがよく分かる。描きたいことが詰め込みすぎず中だるみもせず、スケール感もいいし、厚みがある。そのおかげで安心して入っていける。最初の天使が邪魔だと思えるぐらい(笑)。

これ、完璧に大人向けですな。大人が子供の頃を振り返って、生活のスケール感を取り戻したあと、友人関係や家族関係に改めて思いを馳せる。内面や家族のパーソナリティが、少しでも作品とカブっていたら、ぐっと来ること間違いなし。うがってみれば、少し自己啓発っぽい部分か少しあるけれど、こんなきめ細かいお話、いろいろあった大人しか汲み取れないところが多いんじゃないでしょうか。クオリティ高いなあ…。

クオリティの高さを、なんとか書き記したいところですが、それは生み出されたトーンをどう説明するかということだと思われます。距離感も。抽象的でファンタジーな要素と、生活感や実在の風景が、どちらも行き過ぎない絶妙なトーン。どっちもあるんですよ。で、一定のトーンでもない。内面=ファンタジー世界。その内面から導びかれて、日々の生活=リアリティを改めて見つめなおす。で、最後はファンタジー世界から本来のリアルな生活に戻る。行って→帰る、という流れ。死後に下界で一定期間の再挑戦をする。天使のガイドつき、という半分ファンタジーな生活をする世界に「行き」、自分の世界のカラフルさに気づいていく。一定期間が終わり、天使の記憶は消され、現実世界の暮らしに完全に「戻る」。主人公は成長しました。そんな風に見られるようになった自分に拍手(なのか?)。

とても家族の存在が大きい。中盤までは学校生活に意識するように描かれているけれど、ちょいちょい織り交ぜられている家族の存在が、後半になって生きてくる。思い当たることが少しでもあれば涙腺が活発になることでしょう。大きく分けると、学校・友人関係と、家族との生活の、大きく分けて2つある。家族との生活を描いていても、頼りきったり、依存したりすることが無く、でも家族愛を感じながらも、ラストシーンを友人関係で描くことで一人の人間としてのお話だ、というスケールがブレない。

俳優さんが声優をやっているキャラが多いのは、この作品ではバッチリ適していた。両親も友人も。
母親の麻生久美子と、後輩の南明奈がとても良かった。誰が声優やってるのか分からないレベル。やりすぎな声優っぽさも無ければ、俳優さんそのものを連想することもなく、何の先入観も持たずに聞いてられる。
変に萌え要素があるのが、モテない元いじめられっ子役の宮崎あおい。もじもじキャラの宮崎あおいはヤバいです。

小難しいことを考えないで観ると、中盤から、いろんな風景がカラフルに見えてくるようになります。自然に。
そこがまた絶妙。「ほら、カラフルでしょ」みたいな感じではない。「なんか、風景が多彩になったな」ぐらい。
この味がたまらんですね。
作品のタイトルを「カラフル」にしないほうが良かったんじゃないかと思うぐらい。
そうすると、他の名前にしなきゃいけませんが、他にいいタイトルも思いつきませんね…。

ひそかにオススメです。


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2012年2月22日 (水)

H.264 HDエンコード大研究 CUDAも手を出してみる

ほうじ茶にハマっている私が八橋壮太朗です。

HDVで撮影した映像がいくつかあって、それをいい加減にデータ化・整理しよう!ということで始めたハイビジョンビデオのH.264エンコード。いかに小さい容量で高画質に変換するかを大研究してみました。

ネットで検索すると、いろんな情報が出てきます。いろんなツールもありますし、デコーダーを速くする方法とか、フィルターを活用するとか、設定やパラメータの情報がいっぱい。フリーソフトじゃなくて有料ソフトもあります。試せば試すほど、納得いくまで探ってみたくなるのがエンコード。

私のエンコードに対する志向を書きます。
画質を追い求めるのか、容量の小ささを追い求めるのか、どういうハードウェアで再生するつもりなのか。

まず、データ容量を小さくすることが最優先。
次に、ハイビジョン画質の意味がある品質は保つこと。
つまり解像度は下げない。フルHDならフルHDの解像度である意味がある画質をぎりぎりキープしたい。ちなみにHDVは1440x1080ですが。地デジも1440x1080。BS放送は1920x1080。
解像度を下げたほうがキレイに見えるようなレベルは避けたい。
こういう条件を考えると、エンコードスピードより品質優先ということになります。
あとは、エンコード時間が現実的かどうか。ま、寝てる間に1時間のムービーが3~4本は生成していたいですね。
再生互換性を保ちたいハードウエアはPS3。ホントはWindowsPCとMacで再生できれば満足なんですが。PS3で再生できれば、だいたいのパソコンで再生できます。

現時点(2012年2月)で手に入りそうなフリーウェアを中心に、エンコードソフトを探ってみました。

あ、とりあえずCUDAについて言及しましょう。
CUDAというのはNVIDIAのグラフィックボードの演算力を使う技術です。CPUよりも画像処理に特化しているグラフィックプロセッサーの処理能力を、PCのグラフィック表示以外の演算にも活用するということです。まあ、3Dゲームをやるときぐらいしか活用されないグラフィック性能ですが、これを使えればハンパ無く演算力がUPするはず。なぜなら、ハイビジョン映像を3つ4つ同時に表示しても大丈夫なぐらいパワーがあるんですから。

しかし。もう結論から言います。CUDAダメ。CUDAの演算スピードはハンパ無く速いんですが、まだまだエンコードソフトの出来が良くないようです。どのソフトを使っても、実際にCUDAを利用してエンコードする部分のプログラムが、ほとんど同じっぽいです。ちなみに、ビットレードを低くしなければ、驚きのスピードでH.264が生成されます。しかも画質も悪くはない。「悪くは無い」です。6Mpbsとか8Mbpsだと、すんげぇ速いです。マジでビビります。

さて、CUDAは使わないということで、CPUパワーで頑張ります。

●MediaCoder
出ました。これね、難しいソフトなんですよ。設定がいくらでもいじれますけど。はっきり言って、このソフトを使いこなせるようになってまで変換したいムービーはありません。うまく使いこなせれば、最も満足のいく設定のムービーが、それなりの変換速度で生成できると思います。しかし、リスクがある。ちゃんと設定できているのか?細かいパラメーターが正しく設定できているのか分からない。そして、変換中にソフトがフリーズしたり落ちることもある。そして最も起こりうるリスクは音ズレです。音ズレを自分で意識して何度も試す気がないと使えません。それぐらい音ズレしやすいソフトです。なので使いたくないです。

●Freemake Video Converter
これ、とても使いやすいです。インタフェースもシンプル。おすすめです。変換スピードも、CUDAを不使用にしても速いほうです。ちなみに、設定でCUDAをOFFにするのを忘れてはいけません。CUDAが有効だと、変換スピードが超速だけど、画質は微妙というファイルが生成されます。
注意が必要なところがいくつかあって、まずビットレートを設定しても、設定したほど小さくならない場合があります。たぶん、エンコーダーに設定できる最低ビットレートを下回ると無視されるようです。
あと、アスペクト比も注意。正方ピクセルでしか生成できません。1440x1080ピクセルの映像は、スクイーズ状態になっているわけですが、同じ状態で変換できません。1920x1080にリサイズされてしまいます。
そして、インターレース除去フィルターを自分でいじれませんが、このフィルターがクセモノ。decombフィルタを使っているんだろうけど、ちょっとシャープさに欠ける。動きの激しい映像でも、櫛状に見えることは無いぐらい品質はいいんですが、代わりに髪の毛や明朝体フォントなどはエッジがボケて見えたり、ビビッドすぎたりします。
ただ、人にススメるには最適のソフトです。わかりやすいし、再生がおかしくなることもないし、音ズレもしないし、画質もいいし、変換速度も速い。ただ、CUDAをオフにして2Passにすることだけ守れば大丈夫。再生互換性もバッチリ。不要なシーンをカットする編集機能も便利です。

●handbrake
ま、このソフトは慣れないと使いづらいですが、慣れると一番信頼できるソフトだと思います。今回、いろいろなソフトをいじってみましたが、このソフトが優秀なのは、初期設定やプリセットが、ものすごく良い設定になっていることです。詳細設定はいじれますが、いじる必要はありません。インターレース処理と解像度設定さえしていれば、あとはビットレートやクオリティを考えるだけ。いやあ、慣れると優秀です。
インターレース解除フィルターは、decombは使いません。deinterlaceの「slow」を使います。
そうそう、このソフトはMacでもWindowsでも利用できるので、そこも大きな利点です。

ということで、個人的に信頼しているのはhandbrake。カット編集したい時、再生互換性を優先したいとき、ちょっと変換スピードを短くしたいときにはFreemake Video Converter。

全てに共通して設定していることは、2pass VBR Video1800kbps Audio160kbps (total 2000kbps)ということ。これぐらいにすると、ハイビジョン映像が、それなりにハイビジョンである品質を残しつつ容量が小さくなります。だいたい、1時間のムービーファイルで1GB前後になります。
ちなみにFreemake Video ConverterでFullHDを扱うと、どうやっても2400kbpsぐらいまでしか下げられないようですが、それでも問題ないです。

いつの日か、CUDAで精度の高いH.264変換ができるプログラムを書いてもらえる時代が来ますように…。

2012年2月20日 (月)

三谷幸喜作・演出「90ミニッツ」@PARCO劇場

川のある街が好きな私が八橋壮太朗です。

ついにこの日がやってきました。「笑の大学」から15年、三谷幸喜作、西村雅彦&近藤芳正の二人芝居であります。
チケットが取れないのなんの。度重なる抽選に外れまくり、なんとか最後の追加公演でパルコ劇場の席を手中におさめました。

公式Webサイトより引用です。

作・演出 三谷幸喜
出演 西村雅彦 近藤芳正

「笑の大学」から15年。
三谷幸喜50周年大感謝祭のラストを飾るのは
あの二人の男が舞台上で火花を散らす90分一本勝負のドラマ
2011年、三谷幸喜生誕50周年スペシャル「三谷幸喜大感謝祭」そのアニバーサリー・イヤーのラストを飾るのは、『笑の大学』から15年振りとなる西村雅彦×近藤芳正出演の二人芝居です。
『笑の大学』は第二次大戦中の表現における「検閲」という国のシステムを背景に、その「検閲する側」の検閲官と「検閲される側」の喜劇作家との会話の中に、三谷幸喜が探求しつづける「笑い」をテーマに「笑い」が人生に与える豊かさと「笑い」を描く作家の苦悩を描き、傑作ドラマを生み出しました。

今回のテーマは「倫理」です。
それぞれがそれぞれの立場で「正しい」選択をしなければならない。しかし、それは一方から見れば、「やってはいけないこと」であったりします。例えば、職業であったり、あるいは宗教や、家の家訓、国のイデオロギーの違いでも起こりうること。しかし、時と場合によっては、その「倫理」を越えたところで、行動しなければならないこともあるかもしれません。
三谷幸喜が描く二人の男性がそれぞれの「倫理」、つまり「立場」からぶつかり、葛藤する男二人が言葉でぶつかる会話劇です。どうぞご期待下さい!

劇場に入って、扉の横にある掲示を見て「ニヤ」っとしました。上演時間「90分」。そりゃそうだよな、と。
今回は、人気公演にもかかわらず前のほうの中央付近に座ることができました。パルコ劇場は、前半分に座らないと遠くてしょうがない。後ろの席は甲子園で野球を見ている気分になります。細かい芝居はわかりません…。
ステージを見ると、中央にアクリル製のような床が10m四方ぐらいに展開されている。その上には、上手側にちょっとメタリックな事務机と椅子、下手側に待合室にありそうな簡易なソファが配置されています。そして、その空間をカーテンのようなもので囲われています。このカーテン、レールから1mほどロープで吊られていて、病院のベッドを囲んでいるレールを連想する。基本的に、それだけのシンプルな環境です。

さて、開演です。
「基本的に、それだけのシンプルな環境」ですが、ステージの中央の最も客席側に、1本の細い水の滝が出てきました。なんか、PARCO劇場って水使う人多くないですか…(笑)。そんな数多く見ない私でも、何回目なんだろうか…。
そして病院のカーテンみたいと言いましたが、白衣の西村雅彦が電話しているシーンから始まります。病院でした。もろもろあって、奥から登場する近藤芳正。
ストーリーは、とってもシンプル。
普段は、とある地方に住む近藤芳正。都心に出てきていた息子が交通事故に巻き込まれて病院に運ばれた。たまたま都心近くに出てきていた近藤芳正は、運よくすぐに病院にかけつけることができた。病院で待っていたのは西村雅彦が演じる整形外科の副部長。息子は外科手術を受ければ、助かる状態。西村雅彦は近藤芳正に手術の同意書を突きつける。サインしてくれと。もしサインをすると、手術をするために輸血も行うことになる。しかし、近藤芳正の家庭が暮らしている地域社会は、輸血を否定するポリシーを持つのであったため、サインすることができない。手術をすれば助かるが、輸血をしないのであれば手術もできず、数時間で死んでしまう。なんとかサインをさせるように迫る西村雅彦。サインを拒み続ける近藤芳正。時間のリミットが迫る中、果たして手術をすることになるのか?
この、サインをするかどうか、手術をするのかどうか、の押し問答が病院の一室で繰り広げられる会話劇。

もう、三谷ファンというか「笑の大学」ファンとしては、満足しないわけがない、開演する前から満足しているわけです。基本的にALL OKという。笑いの要素も、期待を裏切りません。ありがとう三谷幸喜。ありがとう西村雅彦。ありがとう近藤芳正。スタッフ名をみても、見覚えのあるラインナップですが、みなさんありがとうです。

それでも、愛のあるツッコミをしておきたくなるのが私です。どんなにファンでも信者になることはありません…。
ここのところ感じていたことが、やっぱりか!と思ったのは、「三谷幸喜作・演出」より「三谷幸喜作・山田和也演出」のほうが好きなんですよね。以前から、いろんなところで三谷さんは演出もやりたいんだと言っていましたが、個人的には「出口なし!」ぐらいしかグっと来ないかも。恋愛話というか女性の描き方にクセのある三谷さん。そのあたりからも思うのは、かなりシャイなんじゃないかと思うんですよ。芝居作りに関しては頑固なんだと思おうけど、サービス精神を抑えちゃうというのだろうか、ホントは1分に1回は笑える濃密で緻密なツクリにできるのに、そういうのやることにシャイになっちゃっているんじゃないかと思う。できるからこそ、そこは置いておいて、もっと作品作り・芝居作りに没頭しちゃうんだろうな。
それが勝手に私が思う三谷さんの芝居であります。
なので、否定するという意味ではなくて、山田和也演出「も」見たい!と思うのですよ…。

そのほかにも思うことはあって。
「笑の大学」と比較されることは、明らかだと思います。しかし、比較すると「90ミニッツ」は説得力が無い。
その理由も明らかで、「笑の大学」は戦時中にドSな国家権力の末端である検閲官(西村雅彦)と、書いても書いても台本を変更するように迫られる劇団の座付き作家(近藤芳正)。検閲官が圧力をかける立場が明確だし、なんと言っても「座付き作家」「台本の変更を迫られる」のは三谷自身そのもの。こんなに説得力が溢れるのが「笑の大学」でした。説得力があるから、二人芝居で巻き起こる二人の緊張感・緊迫感がハンパない。笑いの要素がなくてもアツい芝居でした。
今回の「90ミニッツ」は、その緊張感や説得力が弱い。近藤芳正の息子を手術しないと死んでしまう、というところが緊張感の源泉になっています。しかし、対立するはずの二人は、「手術を受けさせたい」という大きな欲求がピッタリ一致している。二人の欲求を邪魔する、お互いの「エゴ」が、どうも小さい。本当にエゴで悩んでいるように見えない。医師のエゴは常識的なエゴだし、近藤芳正のエゴは、「輸血」に対する倫理観なんだけれど、その倫理観の強さの裏づけが、ぜんぜん無くて説得力に欠ける。二人の大きなゴールが一致しているので、小さなエゴを対立させるところが、なんともチマチマした感じに見えてしまう。
すると、この芝居の見せ所はなにかと言うと、二人の会話の、言葉遊び。詭弁の応酬。いったい、二人のエゴを、どう決着させるのか。ここが最大の楽しむ部分になります。ここに意識を集中して、めいっぱい楽しむことができるのかが、評価の分かれ目でしょう。

正直、説得力や緊迫感は求めなくてもいいけど、せめて見せ所の言葉遊びは、もっと濃密にしてほしかった。なぜなら、それができる人だから!
好きだからこそハードルが高いという、ファン心理なんですが、やっぱり演出は他の人に任せて、その演出家とブツかることでクオリティが上がる、という結果が嬉しいと思う次第であります。
パルコにとっての金の成る木になってしまっているようで、悔しい気分。
なにも、昔の三谷作品が良いから、「昔のようにしてほしい」なんて思っているわけではありません。
今の時代や年齢でしか作れないものもあるし、旧態依然なものを追い求めるのが良いとも思わない。
それならば、パルコと決別してみることこそ、新しい芝居作りにチャレンジできるんじゃないかと私は思います。

三谷さんは純度の高い「作品作り」に向かっているとしか思えない。
アテ書きの「らしさ」とか、観客にどう見せるか、という意識よりも、作品として、同業者にどう思われるかという観点が強くなっていると思う。
世間にあふれている、観客に媚びる映画やテレビは見ると失笑してしまうわけですが。三谷さんは逆にもうちょっと客(しかも私のようなレベルの低い客)に媚びる要素を少し意識してほしいです。

これだけ書いておいて何なんですが、西村雅彦と近藤芳正、この二人芝居はスバラシイ。パワーいっぱいに演じてる。それは見ていてよく分かる。とくに近藤芳正さんはアツい人なんだろうなあ、と思った。ダンダンブエノ以来だったかな、近藤さん見たのは。あのときはユルかったけど…。西村さんは余裕なのか頑張っているのか読み取れないですね。そういう意味で安心して見られました。

あ、そうだ。また、地震でけっこう揺れました。パルコ劇場で見てるときに地震を食らうのは2度目。今回も吊り照明がキイキイ音を立てる。パルコ劇場って、私は相性悪いんです…。。

2012年2月17日 (金)

怪奇大作戦セカンドファイル(再放送)@NHK-BS3

お寺大好き八橋壮太朗です。

先週、NHK-BS3で「怪奇大作戦セカンドファイル」の再放送がありました。
今回はバッチリ録画して、じっくり視聴。
オープニングの題字は、今は亡き実相寺昭雄大先生であります。

放送順が、再放送になってなぜか違うのだけれども、いちおう元の放送順で書いていきます。

「ゼウスの銃爪」(清水崇演出)
携帯電話を使って人の位置を特定する。そして衛星を使って頭上から強力な電磁波をピンポイントに照射する。そんな事件。
さすが、SRI(特殊科学捜査研究所)が活躍する作品です。科学とSFの境目がよくわからない按配に仕立て上げられています。
wikiを見て知ったんですが、もともと怪奇大作戦で「科学捜査研究所(SRI)」という団体名を使っていたら、ホントに警察に科学捜査研究所、科捜研ができたということで、あとから「特殊」という言葉をあたまに付けたらしい。どんだけ先取りですか…。

「昭和幻燈小路」(北浦嗣巳演出)
実相寺昭雄が演出する予定だったが、直前に亡くなってしまったという第2話。
街から人がごっそり居なくなるという事件。実際には、みんな丸ごと昭和のレトロな時代にタイムスリップしてしまう。捜査中のSRIメンバーも、タイムスリップしてしまう。それは、ある老人が発生させる昔への強い想いであった…。捜査中の牧はタイムスリップして、自分の親父との思い出の世界に没入する。ここで出てくる親父が田中哲司。いやあ…いい味だしてますがないつも。
この回は科学ではなにも分からず解決しないSFな話ですが、それに科学で挑むというよりは、普通に捜査して状況証拠を拾っているうちに、奇怪な現象がなんとなく把握できてくる。
出てくる風景が、高層ビルと古い家屋のコントラストだったり、昭和の街並みとの対比だったり、変わり行く街を意識させられる。

「人喰い樹」(中田秀夫演出)
植物に詳しい科学者に木村多江のキャスティング。木村多江パワーでほぼ成功している回と思える。
自然博愛主義みたいな科学者が、植物と人間の融合を目指す。と言いながら、環境破壊をする人間が敵だという考えで、人間が植物に駆逐され吸収されていく思考をもつ。研究で、特殊な花粉を生み出す。この花粉にやられると、人間は植物に同化していき死んでいく。花粉症がテーマなんですな。
SRIのメンバーは、きっちり捜査して特殊なスギ花粉が原因だと突き止める。しかも、ある音楽を再生していれば、特殊な花粉が普通のスギ花粉に戻ることまで解明する。なんというSRI。すばらしいSRI。

昔の怪奇大作戦は、当初は三沢京介が主人公だったぽいですが、途中から牧史郎がバリバリ主役になります。
この怪奇大作戦セカンドファイルは、すでに牧史郎が主人公。西島秀俊さんであります。ぱっと見は、三沢役のココリコ田中のほうが、旧・牧役の岸田森に似てるんですけどね…。ま、そんな話はネットで検索すればいっぱい出てきます(笑)


怪奇大作戦 セカンドファイル 豪華版(DVD2枚組+CD1枚)
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2012年2月15日 (水)

続 Vプリカ 利用明細はこんな画面です gumroadでも使えました

録画した番組を倍速で見るのに慣れてきた私が八橋壮太朗です。

個人情報を漏らさずにつかえるプリペイド型クレジットカード「Vプリカ」byライフカード。
なんて便利なんだろうと感心しつつ、どんどん使ってみています。

ここのところ大注目されている、「gumroad」でも使えました。さすがです。
gumroadというのは、ネット上でデータを販売することが、めちゃくちゃ簡単にできるサービスです。
ログインはTwitterかFacebookと連携ログインできちゃうし、売上金はpaypalを通じて受け取ることができるという、すべてがオンラインで完結するという仕組みです。
このサービスがすごいのは、インタフェースがシンプルかつわかりやすいこと。英語のサイトなのに、見たらすぐに分かります。スバラシイ。

で、話は「Vプリカ」に戻りますが、このサービスの利用明細を掲載してみようと思います。

Vprica0

これが、ほとんどリアルタイムに更新されるのも、普通にスゴイんですけれども。

まず、「J-PAYMENT MINAT」というのは、佐藤秀峰さんが展開されている漫画onWebでの支払いです。

次に、「DRI EMICSOFT M2」というのは、シェアウエアの支払いです。「M2TS Converter」というソフトですけれども。ええ。

そして「GUMROAD.COM MOUNT」。これは、今話題の「gumroad」で購入支払いを試してみたもの。バッチリ支払えました。

最後の「PP*■■■■CODE■■■■」というのは、PayPalです。
PayPalのアカウントは、クレジットカード番号を登録し、200円を支払処理することで、アカウントが完全認証されます。
この認証にも、Vプリカは使えました。いやあ、最高ですね、Vプリカ。全てが偽名で完結します。
PayPalも偽名で使えるのかは、まだ実証できていませんが…。少なくとも普通に使えるみたいです。

これで、gumroadの売上げを入金する受け皿ができてしまうんですな。
やってませんけど(笑)

誰か、この仕組みを利用して、儲けてみてほしいものです。

2012年2月13日 (月)

DiXiM BD Burner

キーボードのブラインドタッチを覚えたのは、ワープロ専用機だった私が八橋壮太朗です。

テレビに録画機能がついている、という方も多いのではないでしょうか。
ハードディスク内蔵だったり、外付けハードディスクを繋げられるタイプです。
「もうレコーダーなんて必要ない」「ディスクに記録する必要なんて無い」
そんなふうに思いますよね。
ハードディスクに録画して、見たら、消せばいい。残しておきたい番組なんて、とくに無い。
DVDやブルーレイに記録しても、再生するかどうか、怪しいもんだ。

なーんて、思っていましたが、
なかなか録画した番組を見ることが追いつかず、ハードディスクに余裕がなくなってきました。
これは見ないで消していくしかないのかなあ。
なんとか、録画データを外部に書き出したい。

そこで登場するのが、DiXiM BD Burnerです。

パソコンのブルーレイドライブが、家電としてのブルーレイレコーダーに早変わり。

テレビとパソコンが、家庭内ネットワークで繋がっているとか、ブルーレイドライブをもっているとか、テレビがDTCP-IPでムーブに対応してるとか、いろいろ確認事項が必要ですが、環境が整っている人にとっては非常に有益です。

おすすめです。

DiXiM BD Burner 2011
http://www.digion.com/pro/bd/index.htm

ソフトウェアのダウンロード販売サイト
http://ask-ware.jp/store#dixim_bdb


2012年2月10日 (金)

佐藤秀峰「ブラックジャックによろしく」「新ブラックジャックによろしく」

競馬は週末に早起きをする絶好の理由だと思う私が八橋壮太朗です。中央競馬の話ですけれども。

佐藤秀峰さんの「ブラックジャックによろしく」「新ブラックジャックによろしく」を読みました。
もともと雑誌でちょくちょく読んでいましたが。
佐藤秀峰さんがWebで漫画を読めるサイトを展開されておられるのですが、某Vプリカのおかげで有料コンテンツの支払いが気軽にできるようになったので、このたびようやく利用しました。

いやあ。初代iPadのブラウザで、そのまま直接漫画が読めるんです。インタフェースもインタラクションもハードルが低くて、とても読みやすい。

「ブラックジャックによろしく」が全話無料なのが驚きです。しかもアカウントすら不要。ブラウザで開くだけ。
「新ブラックジャックによろしく」は途中から有料ですが。
無料で読んだだけに、むしろ払いたくなりますがな。自然に。
してやられます。喜んで。

有名な作品なので、どう書こうか悩みますが…研修医が研修でいろんな科をまわりながら、いろんなことが起こるという内容です。
医療の業界も、この作品が書かれたころよりは変わっているところも多いらしいですが、誰しもがお世話になる病院や医療について、けっこうなリアリティを持って接することができる良書です。

iPadやスレート端末を持っている人は、ぜひ読んでみてほしい。

漫画onWeb「ブラックジャックによろしく」
http://mangaonweb.com/creatorOCCategoryDetail.do?action=list&no=2&cn=1


ブラックジャックによろしく(1) (モーニングKC (825))
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2012年2月 8日 (水)

個人情報が漏れないプリペイド型クレジットカード「Vペリカ」(Visa)

さつまいも大好き八橋壮太朗です。

インターネットを使った代金の支払いは、クレジットカードのみという場合があります。

通信販売なら、代引きや銀行振り込みも選べることがあります。しかし有料ソフトの代金や、メルマガ、データ販売などの支払いにはクレジットカードしか手段がないものも多い。そしてそういうサービスはどんどん増えています。iPhoneや有料ネット動画、電子書籍、Playstation、ネットゲーム、などなど。クレジットカードの情報や住所氏名などをいくつものサイト、サービス、通信業者などに入力し送信することになります。でも、なんとなく抵抗がある。PlaystationNetworkの会員情報がハッキングされた事件なんかを見ると、とても安心できるサービスなんて無いような気もする。すると、高い値段で店頭で買うとか、別の似たような商品を買うとか、あきらめるとか、いろいろ考えが巡ります。私も、いくつかの支払いをクレジットカードでしていますが、それでも相手の信頼性を考えて渋々利用しています。

そんな私に朗報。昨年末からサービス開始となった、「Vペリカ」。ライフカードが運営しています。

ネットショッピング専用Visaプリペイド「Vペリカ」本人確認、審査なし
http://vpc.lifecard.co.jp/

これ、いろいろ説明を読んでいてもはっきりしませんが、必要なのは連絡のつくメールアドレスのみ。それ以外の個人情報を一切入力する必要がありません。
ま、正しく言えば「本当の住所氏名電話番号を入力しなくても利用できる」ということですが。

使ってみると、めちゃ簡単で便利ですが、どういうサービスか書いてみます。
・とりあえず利用するまで(どこかに支払える状態になるまで)のステップは、
(1)Webサイトにログインして、アカウントを作る。
(2)Webサイト内でカードを発行してもらう(バーチャルのカードなので実物は存在しません。)
(3)作ったカードにチャージ(入金)する。
この3ステップで終わり。あとは普通のクレジットカードと同じように、カード番号や有効期限、名義などが使えるようになります。
・カードはバーチャル発行されます。カードの実物は存在しませんが、ウェブブラウザでログインすると、クレジットカードに相当する画像が表示されます。なんとセキュリティコードも出ます。3Dセキュアってやつでしたっけ。ということで、カードの実物が無いので、店頭では使えません。ネット決済専用というのは、そういう意味です。
・プリペイドなのが実現されている。SuicaやEdyのように、バーチャル発行されたクレジットカードに、チャージすることになります。チャージする方法は3つ。銀行振込、クレジットカード支払、コンビニ支払。
・カードの名義は、ニックネームということになっているので、何でもOK。
・けっこうリアルタイムにチャージや支払いが処理されます。

で、これはどういうことかというと、
メールアドレスさえ生きていれば、他の個人情報に相当する部分は偽名や偽住所を入れちゃえばいいのです。
そして、コンビニ支払でチャージすれば、このカード情報は何の個人情報にもたどり着けません。
メルアドなんて、yahooやgoogleのアドレスでじゅうぶん。

問題は、ほんとにどんなサービスでも使えるのか?ということ。
ココログの有料プランには適用できませんでした。ちとショック。
ココログの支払いシステムが、どうも登録名義と一致しないといけないという制限があるようで、これは突破できそうにありません。

以下、使ってみたサービスです。今のところ全部使えてます。
・PlaystationNetwork (PS3)
・FC2動画
・漫画onWeb
・DVD Fab

こんなカードがあれば、信頼性に問題があっても支払いが可能。ソフトのダウンロード販売なんて、1回しか使わないサイトだったりしますから。しかも海外サイトとか。
これは、ユーザーが信頼されているかどうかじゃなくて、カード会社が信頼を担保してくれるという、本当の意味でのクレジットカードです。
ネット課金は、こういうサービスがあって初めて花開くんじゃないでしょうか。
ライフカードすばらしい。

2012年2月 6日 (月)

ベッド&メイキングス第1回公演 「墓場、女子高生」@座・高円寺

なみすけ大好き八橋壮太朗です。

旗揚げ公演にして大人気のベッド&メイキングス「墓場、女子高生」を見ることができました。

ベッド&メイキングス第1回公演 「墓場、女子高生」@座・高円寺 2012年2月1日(水)〜2月5日(日) 〈脚本・演出〉福原充則 〈出 演〉安藤 聖、吉本菜穂子、町田マリー、松本まりか、佐久間麻由、亀田梨紗、下城麻菜、岸井ゆきの、岩本幸子、川本直人、植本 潤、富岡晃一郎

座・高円寺はアクセスが良いし、チラシで少し気になってたので、時間できたら行こうかな、程度でした。
しかし。Twitterでは評判の良いこと良いこと。これは行くしかない、と思って公演最終日の前日に劇場へ電話。すると、当日券は手に入る気配がない雰囲気。これはヤヴァい。
というわけで、朝から並んで当日券にありつきました。1枚しか用意されていませんでしたが…(笑)

感想は、とにかく満足。ステキ!
見ていて嬉しい。適度な勢い、ノリ、爽やかさ。

とにもかくにも、あらゆるバランスが保たれています。
スピード感、テンポ、距離感、ステージのスケール感、会話のトーン、時間軸、勢い、トーン、チームワーク。
「完成度が高いな」と思わせない、という完成度の高さ。
緊張感も、ユルさも、本当に適度。

ベテランさんも若手さんも、そういうことを全く意識させないで見させてくれるという、秀逸な最適化バランス。

お話もステキ。墓場で女子高生というだけで、すでに何かOKな感じが出ていますが(笑)。
授業をよくサボって、墓場を遊び場にしていた女子高生たち。そのうちひとりの子が、自殺してしまう。その理由もよくわからないまま、悶々とする女子高生たちは、なんとなく死者を蘇らせる儀式をやってみたら、ホントに蘇ってしまった!しかし、「今さら生き返らせないでよ!」という。女子高生たちは、ひとりひとりが、「自分のせいで彼女を追い詰めてしまった」と思っていたけれど、本人は「みんなのせいじゃないよ」と言う。じゃあ、なぜ死んでしまったのか?そこは、もう美化しておいて欲しいというのが、本人の希望だった。そして最後に彼女はもう一度旅立つ。
そんなお話でした。かなりテキトーに要約してすいません…。

途中で、死んでた女子高生が生き返ったところで、「ああ、やられた…もう満足に決まってるじゃないかこの話は!」と思いました。生き返った段階で、この芝居は成功が約束されてました。

お話の展開が、すごくウマイ。
期待感と、先読み感を、うまく織り交ぜられています。この先、ひょっとしてああなるんじゃないかな、と思うと、キッチリいいレスポンスがある。抜群の信頼感。

ベッド&メイキングスの今後が気になります。

ベッド&メイキングス
http://www.bedandmakings.com/

2012年2月 3日 (金)

松岡圭祐「万能鑑定士Qの推理劇I」(角川文庫)

すきやき大好き八橋壮太朗です。

しばらく小説を読んでいませんでした。久々に読めたのがこちらです。
松岡圭祐「万能鑑定士Qの推理劇I」(角川文庫)
オビのキャッチコピーは「面白くて知恵がつく人の死なないミステリ」。
Twitterで漫画家萩尾ノブトさんがつぶやかれていたので知った作品であります。

「万能鑑定士Q」はシリーズ作品です。最初の話を読みたいな、と思って「I」とついているこの作品を買ったのですが、やたらと直近の話題が盛り込まれていて妙だと思っていたら、最新作だったようです(笑)。よく分からずAmazonでよく見ないで発注してしまいました。
アホやな、という話でもありますが、何が言いたいかというと、巻末まで読んで気づいたぐらい、最初の本か途中の本なのか、気にすることなく楽しめるクオリティということ。これは重要。1話完結のドラマを見るよりも、きっちり完結してくれる。いい仕事されてます。

さらに気に入ったのは、内容が簡潔でコンパクトなこと。冗長な感じが全くない。CSIマイアミ並のコンパクトさ、進展の早さ。しかも、読むペースもわかってくれている。冒頭は、それこそ5ページ10ページで終わる事件がつづく。それぞれの短い事件だけで読み終えられる簡潔さ。すばらしい。キッチリ三人称で語ってくれるし、変に情を吐露しまくることもない。お話を純粋に楽しめる。

好きなのは、現実の話題が散りばめられていて、音楽の流行とかアニメの流行が入ってるし、事件の話題も盛り込まれているところ。後半で、オリンパスの債務飛ばしの話題が入っているのには、さすがにビックリしました。時代感覚がキレイに盛り込まれていて嬉しい。

通勤通学に読むのに向いているコンパクトさで成り立っています。
おすすめです。


万能鑑定士Qの推理劇I (角川文庫)
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2012年2月 1日 (水)

細田守監督「サマーウォーズ」

「ラブマシーン?それモー娘。?」のセリフを言いたかった私が八橋壮太朗です。

冬なのに「サマーウォーズ」を見る。
ブルーレイを買った後輩から拝借。BD単体で希望小売価格1万円。
パッケージに堂々と値段が書けるのが、ビデオ流通業者の覇権を象徴しておりますな。顔が厚いったらありゃしない。
まあ、そのおかげでいろんな作品がリリースされているという現実もあるのだろうけれど。

ともかく細田守監督「サマーウォーズ」であります。

感心するのは、SF要素を電子的な世界に追いやって、主人公の生活する世界そのものはSFにしてないというところ。こういう作品大好きです。
田舎の大家族を描きながら、会話が現代的で現実的なのも嬉しい。どんなに田舎で古い大家に住んでいても、若い現代人が住んでるんだから、会話まで田舎臭いことは無いんだよな。田舎で電子的な会話までするコントラストがたまらなくいい。

主人公も絶妙で、天才的な頭脳があるけど自信も無いしヌケてるところも多い。そんな彼が、いろんな仲間と一致団結してデカイ敵に向かう。もう、この設定がブレないあたりがプロの仕業です。

見ていて気持ち良い。なんか、90年代はこういう作品がいっぱいあった気がするんだけどなあ。
構成力なのかシナリオ力なのか。そういうのがもっと発表されるようになって欲しい。

マッドハウスが描く田舎がこんなにステキだとは思わなかった…!


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