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2012年1月25日 (水)

ホリエモン→佐々木俊尚→津田大介 有料メルマガを渡り歩いて(追記あり)

自転車にも運転免許が必要だという意見に賛成の私が八橋壮太朗です。

有料メルマガを渡り歩いた感想を書こうと思います。

●「堀江貴文のブログでは言えない話」(blog
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最初は、ホリエモン。
TwitterとUstreamで盛り上がってきた時期に、存在感を出していたため購読してみる。
ブログが面白いんで、ブログを読んでると、だんだんメルマガも読みたくなってくる。
まるでNHKが総合テレビでBSの番組を紹介するような感じ。うまい。

内容は、起業やビジネスモデルのこと、ITやテクノロジーのこと、交友関係のこと。
ホリエモンのパーソナリティーがいかんなく発揮されている。
スバラシイ仕掛けなのは、読者からの質問に全部答えるということ(基本的に)。
今は収監中で無理っぽいですが…。
それだけでコンテンツになるし、ホリエモンに相談したい人、意見を聞いてみたい人がどんどん購読する。
購読者も、「ほかにも購読者がいっぱいいるんだ」というのが分かって、読む気になる。

●「佐々木俊尚のネット未来地図レポート」(公式サイト
有料メールマガジンのご案内(月額1,000円)

次は佐々木俊尚さん。
時にはツイッターでお話できちゃう。去年は花粉症でツライ日々だという話で会話できました。
ITジャーナリストという肩書きで仕事をされているだけあって、業界の動向をつかむには一番いいと思います。
メルマガ版「週刊アスキー」という感じでしょうか。

こちらのメルマガも特徴的な仕掛けがあって、それは興味深いネット記事のURLをいっぱい紹介してくれるコーナーがあること(つまりキュレーションというやつです)。
ただ、佐々木俊尚さんのツイッターで同じつぶやきが並ぶので、ここだけ必要な人はツイッターでフォローしておけばOKです。
話題の流れとしては、スマートフォン、電子書籍、情報の流れ・ネットメディア、キュレーションのこと、ノマドワーキングのことなど。御本人も、紙の文書をどんどん処分してノマドワーキングスタイルにしていっているそうです。

ツイッターを見ていると、「批判は無視」「アヤマチを認めない」みたいな評判を目にすることもあります。
でも、周囲からのネガティブコメントを受け流すのは、しょうがないことだと思うので、あまり気になりません。どんどん活躍していただきたいと思います。

●津田大介の「メディアの現場」(@tsuda
まぐまぐで購読(月額630円)
夜間飛行で購読(月額630円)

そして津田大介さんであります。
ツイッター伝道師のイメージが強いですが、ネットを入り口として、社会やカルチャーのことを全般的に扱われています。
政治のシンクタンクのような団体を作りたいとおっしゃっているようですが、あんまり政治色は感じませんね。
これからなんでしょうけれど。

話題の流れとしては色々ありすぎるけれど、震災のこと、著作権のこと、ネットで炎上した問題のこと、そしてソーシャルメディアのことかな。けっこう、なんでもありですね。

津田さんのメルマガの特徴は、タイムリーなこと。
紙の本をスキャンして電子化する、いわゆる「自炊」の代行業者が訴えられたりなんかすると、すぐにその話題の記事が出る。宗教事件で手配されていた容疑者が出頭すれば、その宗教団体の話や事件の話が語られる。
それが津田さんのメルマガ(津田マガ)のポイント。

そして、なんと言っても価格破壊とテキスト量の多さがハンパない。
よく毎週これだけのテキストを書き起こして校正してるなと思う。少なくとも、内容に興味が無い人でも、金を返せとは言わないレベル。

最近気づいたのは、津田マガは「タモリがやるクローズアップ現代」だなと言うこと。
ホリエモンや佐々木俊尚さんと違って、対談やトークを書き起こした記事が多い。
つまり、自分で調べて著述しているスタイルというよりは、笑っていいとものタモリポジションで、キーパーソンを招いて話を聞く、そしていい話を引き出すというスタイル。
タモリさんが「省エネ司会」と言われるけど、かなりそこに近いんじゃないかと思う。

●有料メルマガ

こうやって有料メルマガを渡り歩くと、メルマガというものの存在が見えてくる。この3つだけで語るなよ、という話ですが(笑)
ホリエモンと佐々木俊尚さんのメルマガだと、会員向けサービスや業界報という意識があるけれど、津田大介さんのメルマガだと新書を読む感覚に近い。

情報過多な時代には、情報を仕入れるスパンが重要だと思っていたけれど、メルマガの存在によって「週1回」というスタイルが適度なんだと改めて思う。
常々思ってたことだけれど、佐々木俊尚さんの言う「キュレーション」という言葉を使えば、僕ら一般人はキュレーターと一緒のポジションになったり、キュレーションの先をやる必要は全くない。ネットのおかげで、それは可能になったんだけれど。自分の興味のある分野やアクティブにする方向性さえしっかり持っていれば、彼らキュレーターに任せればいい。

有料メルマガの値段について。
安いメルマガだと、月額100円とか300円とか。高いと1000円とかですが。
昔は音楽CDを月に1枚買っていた時代があって、そのころのコスト感覚からすると、メルマガに使えるのは月額3,000円まで(J-POPなCDは、ほとんど3,000円だった)。
もちろんメルマガ1つで3,000円なんて無理だけど、いくつかメルマガをチョイスして、トータルで月額3,000円が限界。
月に1回、飲みに行くのを止めれば、それぐらいは可能です。
そして津田マガは、新書の値段と比較してしまう。新書で800円とか払うぐらいなら、津田マガ630円は安すぎる。新書にとっては脅威の存在かもしれない、メルマガって。

とりあえず、はじめてメルマガを購読してみようという方は、津田マガから始められたらいいと思います。
(ただし、他のメルマガより文章量が爆裂していますが、損した気にはなりません)

★追記(2013/01/17)
この記事に根強くアクセスをいただいておりますので、記事を追加します。

●メルマガスタンド
メルマガスタンドとは、メールマガジンの配信業者です。メルマガは、発行者から直接メールを買うのではなくて、メルマガスタンドと呼ばれる配信業者が料金を徴収し、メール配信します。まぐまぐ、ニコニコ、夜間飛行など、メルマガスタンドも増えてきました。どこでも一緒のように見えて、実は一緒じゃないメルマガスタンド。

メルマガスタンドの違い
・同じメルマガでも、配信業者(メルマガスタンド)によって値段が違う場合がある。
・文章量が多いメールマガジンを3つや5つのメールに分割して配信する業者がある。
・ポイント制が導入されている業者がある。
・サイトの使い勝手が違う。

こういう細かい違いがある割りには、メルマガスタンド業者の数は少ないのが現状です。
私はニコニコを利用しています。判断基準は「サイトの使い勝手」「ダイレクトメールが送られてくるか」「サイトの信用」です。
正直、「まぐまぐ」は嫌いです。勝手にダイレクトメールに登録されたり、文章量が多いメールは分割されるなど、かなり客を下に見る姿勢&古いスタイルの感じがします。基本が無料メルマガの運営で始まっているんでしょうから、そのようなスタイルになっているのだと思います。有料でもダイレクトメールに誘導するのは我慢できません。
その点、ニコニコはサービスを改善する気があるのと、ダイレクトメールがたまに来るものの、失礼なメールは届きません(あたりまえですが)。ニコニコが請求書の裏の広告だとすると、まぐまぐは郵便受けをいっぱいにするスパムチラシですね。それぐらい気分が悪くなります。
ということで、メルマガスタンドはニコニコの「ブロマガ」というサービスがおススメです。一度、支払い登録をすると、ニコニコ動画やほかのサービスの支払いにも使えますので便利です。

余談ですが、オンラインで支払いの登録をするというのは、相手の信頼性をかなりチェックしたくなります。利用者数やサービス継続期間、対応力を考えると、ニコニコとまぐまぐは抜きん出ていると思います。名指ししませんけど、ここ1年でできたメルマガスタンドたちは、とてもクレジット決済したくないですね。

●ホリエモン/佐々木俊尚/津田大介 その後
現在、ホリエモンと佐々木俊尚さんのメルマガは購読していません。

ホリエモンのメルマガは、完全にエンタメとして楽しんでいました。今でもイメージは良いままですが、さすがに収監中ということもあって、情報の鮮度や参照具合が難しいですね。それでも安定した配信を行っておられるのは、さすがです。

佐々木俊尚さんのメルマガは、本人の見解や解説が思ったより減ってきていて、最新業界動向のスクラップブックという色が強くなっていると思います。ご本人の見解や解説が欲しかったのですが、そこが期待できなくなってきたことと、金額の高さが理由で解約しました。本当に最新情報を得て意味がある人には向いていると思いますが、そこまで敏感に情報を仕入れる必要があるのは関係者でしょうから、一般人には猫に小判というメルマガですね。価格が安ければ、購読を再開したいメルマガです。解約したという記事を書いたときにツイッターでブロックされましたが、すぐに解除されるなど、人情がとてもあるお方です。

津田大介さんのメルマガは、現在も購読中ですが、理由は「創刊準備号から全号読んでいるから」「人を雇っているから」です。人を雇ってなければ解約してます。もう内容で購読していません。2012年の秋ごろからクオリティは下がりました。特に担当編集者が変わってから満足できなくなりました。はっきり言って、もう存在意義は感じられません。ずっと購読している者として思うことを挙げてみます。
・馬鹿でも相手はしてくれる(たとえばツイッターで晒されるとか)
・津田大介さんの仕事の中では、最も優先順位が低いのがメルマガだと痛感させられる
・メルマガ配信が遅れる理由→「忙しいから」(ほかの仕事はこなすけど)
・忙しい理由→「儲からないから」
・儲からない理由→「政治メディアの必要資金に届かないから」
・正しくは「儲かってるけどやりたいことのコストに達していないと勝手に思ってる」だけでしょうけれども。
・有名人大好きで自分には甘い(竹田圭吾さんぐらいの人から言われないと非を認めない)。

さすがにサラリーマン経験の無い人というのがにじみ出ていますね。
いままで改善を促すために「じゃあどうしてほしいのか」をなるべく含めて小言を発言してきましたが、もう何も期待していませんので不満を不満として書いておこうと思いました。
「政治メディアづくりの予算が足りない」と言っておけば、なんでも許されると思っている節があります。コスト計算がおかしいんじゃないの?と思うぐらい遅延が続きましたからね。呼びかければボランティアが簡単に集まる、なんて対談までしておいて、コストダウンの意識はまったく感じられない。ひとりの購読料なんて、タクシー1回乗れば平気で飛びますから。スタッフも含めて、1日に1回でも乗れば、月に100人分ぐらいの購読料なんて吹っ飛びます。浪費家に支援?笑えませんね。

結果的に、現在の津田マガはファンクラブです。「忙しい」「遅れるって言ったじゃん」とか連呼してるにもかかわらず「大変ですね!忙しい中、配信も1ヶ月ぐらい遅れで済みましたね!お疲れ様です!あいかわらず内容が良いですね!がんばってください」と言える人じゃないとついていけません。少なくとも、そんな人が何を言っても動員なんかされねぇよと思うぐらいヒドかった。革命が必要なのは誰やねん。

津田マガのクオリティ低下についても書いておきましょう。
今年(2013年)は遅延しないことを目標に、発行スケジュールを変えるそうです。やっと気づいたそうです。遅いけど根はいいヤツなんですね。有名人に怒られてやっと気づいたというようなことを平気で言える顔の厚さ。ボクも見習いたいところです。
ともかくクオリティ低下について改善できそうなヒントは書きたくないですが、鮮度が命だったのに、もう過去ログを引っ張りだして解説するのとファンからの質問に回答するのがほとんどになりました。あとは「忙しい」日記とスタッフの記事。なんということでしょう。佐々木俊尚さんが最新情報をクリップするのにがんばっておられるのとは対照的に、ファン向け布教活動の拡充に向かっています。たぶん、津田さんはメルマガに飽きたんじゃないかなあ。

スタッフが頑張ってるのは、よく伝わってきます。原発情報クリッピングとか、黙々と続けていて凄いです。いよいよスタッフが離れたらアウトな感じがしてきましたね。

去年は叱咤激励のつもりで色々言っていたのですが、子供のような言い訳が届いたり、皮肉をこめてやり返されます。実際にはYesマンと有名人しか読んで欲しくないみたいです。非常に残念です。もう触れることも少なくなるはずですが、この記事は持ち上げていたころに書いた記事な上に、アクセスがそれなりにあるので、追記しました。

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おなじように渡り歩き、同感です。現在、ここ2-3年 高城剛のメルマガが秀でてます。

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