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2011年11月10日 (木)

不機嫌なジーン

そろそろクリスマスソングがヘビーローテーションされることを察知した私が八橋壮太朗です。

以前から見よう見ようと思っていたフジテレビの2005年1発目の月9ドラマ「不機嫌なジーン」を見ました。

概要をAmazon該当ページより抜粋して引用。

「不機嫌なジーン」
出演: 竹内結子, 内野聖陽, オダギリジョー, 小林聡美, 黄川田将也
Amazon.co.jp
動物行動学を学ぶヒロインが呆れるほどの不器用さで研究に、そして恋愛に奮闘する様を、オフビートかつリリカルにつづった人生恋愛模様の快作。鵯越大学でテントウムシの研究に没頭する仁子(竹内結子)は、ロンドン留学中に付き合っていた今や環境生物学の権威である南原(内野聖陽)の、生物学的に“オスの本能に忠実でありすぎた浮気の現場を目撃してしまったという恋愛的トラウマを今なお引きずっている。もともとオクテな性格にいっそう拍車がかかった状況を打破すべく、大学附属小学校の非常勤教師・健一(黄川田将也)に恋心を抱き始めていたちょうどその頃、クロフォード賞受賞という肩書きを引っさげて帰国した南原が仁子の前に再び姿を現した。
才気に任せて展開を連ねていく語り口はやりすぎるほどに快調で、脚本の大森美香が今作で向田邦子賞を受賞したのも至極納得である。細かいエピソードまで数えあげるならば、1987年から2007年までの20年間のうちの10年間を行ったり来たりし続ける時間軸が主人公とドラマを翻弄させ続けるも、その行き来のたびにドラマのボルテージは高まっていく。動物、昆虫の学術的うんちくのみならず、恋愛から人間の本質にまで言及される示唆に富んだリズミックな台詞の応酬は聞き物だ。さらには諫早湾の干拓問題という社会派テイストまで内包するあたりの、硬軟取り混ぜてのバランス感覚はお見事というしかない。ラブコメへの適性を遺憾なく発揮する竹内結子は時を経るごとにいとおしい存在になっていって魅力的。じっくりとドラマ体験していただきたい作品である。(麻生結一)

Amazonからの引用は、商品紹介の文章なので得意げに持ち上げる文章。ちょっとイヤミかも。
この作品は、それほど視聴率が奮わなかったとされていますが、そんなことは気にしてはいけません。

今(2011年)見ると、金と時間と人材のかけかたがスゴかったんじゃないかと思える。
嬉しいのは、脚本があらかじめ練りに練ってあったんだろうということ。(放送しながら、どういう流れの話にするのかを数パターン考えていたとは思うけれど)
そして、演出が利いている。これ、脚本だけだとここまで深みが出ないと思う。
社会問題を扱いつつ、虫や動物も扱いつつ、研究者の成長と悩み、恋愛を描く…スケールが大きいのにライトな演出。これや!表現ってこれや!と思える。

まあ、月9でやってたということもあって、ネットで少し検索すると、同じ脚本家・主役でやっていた「ランチの女王」のほうが評価が高かったんですな。
たしかにランチの女王も良かったけど、より濃厚でチャレンジングで、計算されて表現されているのは「不機嫌なジーン」だと思う。評判の中で、理解できるのは「月9」じゃないの?という意見。月9っぽいかどうかで語られると、そりゃツライでしょうね。オレは「月9」っぽくないからどうのこうの、とは思わないけど、そういう意見を言う人の気持ちは分かります。

作っている人たちの、ウデの良さが光っている作品だし、それは想像力を少しでも働かせれば分かると思う。
おすすめです。


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