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2011年6月10日 (金)

NYLON100℃ 36th SESSION 公演「黒い十人の女~version100 ℃~」@青山円形劇場

漫画家甲斐谷忍先生の「ONE OUTS」が好きです。八橋壮太朗です。
事情はよくわかりませんが(取材を兼ねてお店を手伝っていらっしゃる?)雀荘「あらたま」さんにて、東日本大震災復興チャリティーTシャツを期間限定で全国通信販売されています。
申込受付は6月17日まで。それ以降は一切通信販売されないとのことです。
(価格は1枚2000円、1枚売れるごとに1000円、日本赤十字社に寄付)
どんどん注文しましょう。受注生産っぽいので、売り切れは無いみたいですが、今しか手に入らないはずです。
浜松町「雀荘あらたま」店長のブログ
私は2枚注文!

さて、久々にナイロン100℃を見てきました。
NYLON100℃ 36th SESSION 公演「黒い十人の女~version100 ℃~」@青山円形劇場
いやあ。劇場がそんなに広いわけでもないんで、席数がそんなにないんですよね。こりゃチケット取れませんわ。
当日券狙ったものの、だいぶ前から待っている人が10人程度。後ろにも続々、同志…いやライバルがやってきます。なんとかキャンセル席で観劇確定。

今回も休憩ありの3時間コースでした。
一番の感想は「演劇って自由やな。ええな」。
二番目の感想は「原作の映画が魅力的で、演出のKERAさんはものすごく好きなんだろうなあ」。
美術や舞台装置は、かなりシンプル。それだけに、役者たちの演技だけでシーンを作っているようなものになります。
おかげで、役者数の多いなかでも、話の筋をしっかり意識しながら見ることができました。
完璧に人間関係、ドラマで構成されているお話なので、とても助かります。
とはいえ、円形劇場ですから、物理的な制約の中でそうなったんでしょうね。。。
でも、だからこそターンテーブルのようにステージが回転しながらの演者たちのかけあいは、そのとき舞台に居る2人や3人の関係性をより意識させるような効果があって、最適でした。
役者の演技に頼るしかなくなるので、みなさんの信頼関係が無いと厳しいでしょう。

とりあえず、荒いストーリー、あらすじを。
昭和でセピアな時代、テレビ局プロデューサーの男と10人の女の話。男は、妻もいるが、仕事上関わる女、生活で関わる女、誰にでも優しい。すぐに関係を持ってしまう。女たちは、お互いに男と関係を持っていることを知っていく。女たちは、男の取り合いになるかと思えば、逆に全員で男を責めることにする。男は観念して、女たちとの関係をあきらめる。妻を説得して、狂言殺人を企てる。女たちの前で、妻が男を恨むあまりにピストルで撃ってしまうというもの。殺されたふりをして、会社をしばらく病休すれば、女たちとの関係も終わり、イザコザもなくなると狙った。狂言殺人は成功したようにみえたが、そのうち女たちは男が生きていることに気づいて…。

男が妻に渡したピストルが意味深になっている。
当初は実弾入りでピストルを妻に渡し、狂言殺人を頼む。空砲もあるけれど、リアリティを出すために実弾でやろうという話をする。
しかし、そのあと妻が女たちの世話をしている間に、男は怖くなってピストルの弾を空砲に入れ替えてしまう。
しばらくして、今度は妻がひとりのときに、ピストルを取りにもどった時に弾を確認すると、空砲に入れ替えられていたことに気づく。
ショックを隠しきれない妻。
つまり、死ぬ覚悟とともに、本当に撃てるピストルを妻にゆだねることで、妻への信頼を誓う形になっていたのだ。それを、知らない間に空砲に入れ替えてしまう。妻にとっては、信頼されていない証のように感じたのだった。
…というシーンが、この芝居の核心部分でしょう。私はどう考えてもそう思いました。この芝居は、この部分を表現したい!というのがキッチリ伝わってきましたよ、たぶん。

いやあ、濃い3時間やで、ほんま。
役者を引きたてつつ、円形劇場の特徴を活かした、いい芝居でした。

やっぱり中越典子さん緒川たまきさんは目立ちますね。衣装も役も。特に緒川たまきさんのエレベーターガール衣装は、似合い過ぎ!
みのすけさんは、色男の役ですが、いわゆる行き過ぎた色男ではなくて、なぜか好かれるというような役で、女が主役という味付けの本公演では難しい位置だったでしょう。それを生き生きと自分の役にされていて、ええ役者さんやなと。

とても満足でしたが、話の筋をしっかりこなしていくには、ちょっと時間が足りなかったんではないかと予見されます。何度か見た中では、演出の勢いでストーリーをどんどん転がしていくという部分が少なかった気がします。たぶん、もっと時間を長くして、演出要素をもっと入れたかったんじゃないかと、勝手に汲み取ったりしました。いやあ、短く感じる3時間でした。。

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