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2011年3月28日 (月)

映画「東京物語」「地獄門」デジタルリマスター

花粉情報が欲しいとは言え、毎日過剰な量であることの確認にしかならなくてヘコむ私が八橋壮太朗です。

デジタル・リマスターでよみがえる名作「“東京物語”と“地獄門”」
NHKで、こんな番組を放送していた。

内容は、タイトルのままなんですが。
五反田IMAGICAでデジタル・リマスターしましたよ。
フィルム修復はモノクロフィルムの扱いに長けているIMAGICA WESTでしましたよ。
フィルムをスキャンするだけでもいろいろやりましたよ。
デジタルにしてキレイにすればいいというだけじゃないよ。
ちゃんと当時画づくりにかかわってたスタッフに監修してもらいましたよ。
てな話でした。
技術と芸術に、人の熱意が入って完成したリマスター。楽しみであります。

それにしても、「地獄門」は作った当時も海外で高い評価をされたということでしたが、このリマスター版の色味を見ると、感動的。よみがえる色彩に、感性が満たされる。要チェックだ!

このデジタル・リマスターした映画の放送予定
「東京物語」4月4日(月)22:00~ NHK BS-h
「地獄門」5月2日(月)22:30~ NHK BS-h

リマスターのドキュメント番組の放送予定
3/26(土)BS-hi 19:15~「東京物語」と「地獄門」
3/27(日)BS-hi 16:30~「東京物語」復活への情熱 21:30~ 「地獄門」世界がみとめた色
3/29(火)BS-hi 8:00~ 「東京物語」復活への情熱 (※再放送) 8:30~ 「地獄門」世界がみとめた色 (※再放送)
3/31(木)総合23:10~ 「東京物語」復活への情熱 (※関東エリアは放送されません)
4/1(金) 総合 22:55~ 「地獄門」世界がみとめた色 (※関東エリアは放送されません)
4/4(月) BSプレミアム 12:30~「東京物語」復活への情熱 (※再放送)
5/2(月) BSプレミアム 22:00~「地獄門」世界がみとめた色 (※再放送)


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2011年3月10日 (木)

三谷幸喜作・演出「国民の映画」@PARCO劇場

閾値を「しきいち」と読むことはできても、書くときには「しきい値」としか書かない私が八橋壮太朗です。

やっと三谷さんの芝居を初日に見ることができました。(プレビュー公演)
場所はパルコ劇場、演目は「国民の映画」であります。

はっきり言って、誰がキーパーソンなのか、すら知ってしまうと面白さが半減する芝居なので、見る予定だけれど下馬評が気になっているだけの人は、なにも情報を得ないで劇場へ行きましょう。当ブログはネタバレ前提の記事ですので、これ以上読まれないことをオススメします。ちなみに、休憩1回、上演時間3時間。予備知識なしでOKです。(チラシやポスターで戦中のドイツが連想できると思いますが、そこまででOK)

「国民の映画」 作・演出:三谷幸喜 出演:小日向文世 段田安則 白井晃 石田ゆり子 シルビア・グラブ 新妻聖子 今井朋彦 小林隆 平岳大 吉田羊 小林勝也 風間杜夫 1941年のドイツ・ベルリンを舞台に宣伝大臣ゲッベルスと映画人たちとの間で繰り広げられる人間ドラマ。芸術と権力の狭間で葛藤する人々を描く群像劇がここに誕生!

今回の「国民の映画」は、戦中ドイツで“映画大臣”と呼ばれるほど映画狂であった、ゲッベルス(国民啓蒙宣伝大臣)を中心に巻き起こるお話。戦中、劇作家が芝居の上演許可を求めて官とブツかる「笑の大学」を、なんとなく連想しましたが、だいぶ違います。基本的に笑えません。笑いを求めると肩透かしだと思う。独裁体制ナチスによる人種論、「ユダヤ人」の虐殺、という背景が鍵となります。途中で、少しだけ思わせぶりに触れますが、基本的に最後までこの背景は出てきません。この芝居の中核は、「芸術を愛しても、芸術から愛されることはない」なんていうセリフに表されるような、映画好きの大臣、俳優、監督たちの思惑、一喜一憂を見ていくことです。そして、芸術とは?総合芸術とは?を熱く語るほど映画に虜になった大臣の悲運を描いています。

なんだか文章で書くと、(俺の文章が下手ということを忘れても)よくわかりませんね。
でも、映画を愛し、映画が好きな人たちの気持ちが伝わればOK!という感じもします。

個人的には、群像劇か?と思いました。なんか消化不良。たぶん、キッチリ描くには3時間でも足りなかったんだと思った。それぞれの役の心境をバランス良く描けているわけではなかった。かと言って、誰かを中心に描きたかったのかというと、ちょっとそこも曖昧な印象。
勢いがあってノってるなーと思ったのは、今井朋彦 小林隆 風間杜夫の3人。風間杜夫さんはオイシイ役だった。
感情に訴えられるのは小林隆パワーに他ならない。
主役ゲッベルスの小日向文世さんは、たぶん頑張っても光って見えづらい悔しいポジションじゃないかな。ものすごく役にハマってたのに褒められること少なそう。あの役は小日向さん以外には考えられないと思うのに。

というわけで振り返ってみれば、3時間でも描ききれない内容だったんじゃないか三谷さん。という結論になりました。

2011年3月 1日 (火)

(1)人間中心設計を知ろう 「誰のためのデザイン?―認知科学者のデザイン原論」ドナルド・A. ノーマン

こんばんは。八橋壮太朗です。

学生のころ、私はユーザーインタフェースの勉強を少ししていました。当時はi-modeが一気に広まっていた時期で、自分で携帯サイトを作って、操作のしやすさとか、わかりやすさとかを分析したりしてました。そのときに、いろいろ情報を仕入れていて出会ったのが「人間中心設計」というものでした。

で、人間中心設計という言葉は、日本語で読むとイメージがしにくくて、わかりづらいんです。でも英語で聴けばわかりやすいと思います。

Human Centered Design。
ヒューマンセンタードデザイン。(ちゃんと、外国人っぽく発音で)
ヒト主体のデザインとでも言えばいいかもしれません。
もっと言うと、「利用者が主体のデザイン」をする方法論、やり方、考え方と言ってもいいでしょう。
PCDAという言葉を知っている人なら、そういうタイプのものだと思ってもらえればいいと思います。
要は、利用者が使うものは、利用者の目的に合わせましょうね。利用者に試用してもらって、悪いところは改善しましょうね、みたいな。こういうやり方そのものを指すんです。

そして設計・デザインというと、アートの話かと思うでしょう。これは、近い部分もあるけれど、基本的に別モノと考えていいです。
なんとなくデザインするのはやめましょうね。モノは使ってもらってナンボ。使ってもらうためのデザインを、考えましょう、やってみて試してみましょうね、ということです。

で、ユーザービリティなんて言葉もでてきたりするわけですが、言葉の定義が人によって違っていたりします。

でも、この「ユーザービリティ」の定義は、はっきりいって、いい加減でいいんです。いろんな意味で、「使いやすさ」だと思ってていいです。使いやすさって、個別に状況で違ったりするもんです。誰にとっての使いやすさか?何をするための使いやすさか?そんなのは色々じゃないですか。人生いろいろ、年金もいろいろなわけです。

で、この人間中心設計や、ユーザービリティそのものを知る前に、「使いやすさって何だろう?」ということを、一度考えてみましょう。
はい、ここで出てくるのが、こちらの本。


その筋ではチョー有名な本です。伝説の書です。
まったく堅い本ではありません。ハードカバーですが…。
新しいモノの見方、考え方を知りたいと思って読むと、ものすごくいいです。

先に誤解の無いように言っておくと、ユーザーインタフェースとかって、パソコンとかでマウスとかで、iPhoneなんかだとタッチパネルで、みたいな話だと思うじゃないですか。まあ私は最初、そう思ってたんです。
でも、使いやすさの研究ってもっと昔からされていて。
だいたい機械(マシーン)なんです、研究対象って。だって、新しい道具って、使い方がわからないじゃないですか。ねえ奥さん。
ツイッターとかフェイスブックとか、人に説明するの難しいじゃないですか。そういうことなんですよ。
で、使いややすさの研究っていうと、たとえば電話機。FAX。たとえば、銀行のATM。んでもって、自動車とかね。
そういうもんだったんです。

というわけで、ノーマンさんの「誰のためのデザイン?」は、そういう機械とか自動車とか、道具の使いやすさって思って読んでいったほうがいいです。
いきなりGUI(グラフィカルユーザーインタフェース)の話があると思ったら大間違いです。

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