« 「カリスマ」「CURE」@早稲田松竹(黒澤清特集) | トップページ | 三谷幸喜作・演出「国民の映画」@PARCO劇場 »

2011年3月 1日 (火)

(1)人間中心設計を知ろう 「誰のためのデザイン?―認知科学者のデザイン原論」ドナルド・A. ノーマン

こんばんは。八橋壮太朗です。

学生のころ、私はユーザーインタフェースの勉強を少ししていました。当時はi-modeが一気に広まっていた時期で、自分で携帯サイトを作って、操作のしやすさとか、わかりやすさとかを分析したりしてました。そのときに、いろいろ情報を仕入れていて出会ったのが「人間中心設計」というものでした。

で、人間中心設計という言葉は、日本語で読むとイメージがしにくくて、わかりづらいんです。でも英語で聴けばわかりやすいと思います。

Human Centered Design。
ヒューマンセンタードデザイン。(ちゃんと、外国人っぽく発音で)
ヒト主体のデザインとでも言えばいいかもしれません。
もっと言うと、「利用者が主体のデザイン」をする方法論、やり方、考え方と言ってもいいでしょう。
PCDAという言葉を知っている人なら、そういうタイプのものだと思ってもらえればいいと思います。
要は、利用者が使うものは、利用者の目的に合わせましょうね。利用者に試用してもらって、悪いところは改善しましょうね、みたいな。こういうやり方そのものを指すんです。

そして設計・デザインというと、アートの話かと思うでしょう。これは、近い部分もあるけれど、基本的に別モノと考えていいです。
なんとなくデザインするのはやめましょうね。モノは使ってもらってナンボ。使ってもらうためのデザインを、考えましょう、やってみて試してみましょうね、ということです。

で、ユーザービリティなんて言葉もでてきたりするわけですが、言葉の定義が人によって違っていたりします。

でも、この「ユーザービリティ」の定義は、はっきりいって、いい加減でいいんです。いろんな意味で、「使いやすさ」だと思ってていいです。使いやすさって、個別に状況で違ったりするもんです。誰にとっての使いやすさか?何をするための使いやすさか?そんなのは色々じゃないですか。人生いろいろ、年金もいろいろなわけです。

で、この人間中心設計や、ユーザービリティそのものを知る前に、「使いやすさって何だろう?」ということを、一度考えてみましょう。
はい、ここで出てくるのが、こちらの本。


その筋ではチョー有名な本です。伝説の書です。
まったく堅い本ではありません。ハードカバーですが…。
新しいモノの見方、考え方を知りたいと思って読むと、ものすごくいいです。

先に誤解の無いように言っておくと、ユーザーインタフェースとかって、パソコンとかでマウスとかで、iPhoneなんかだとタッチパネルで、みたいな話だと思うじゃないですか。まあ私は最初、そう思ってたんです。
でも、使いやすさの研究ってもっと昔からされていて。
だいたい機械(マシーン)なんです、研究対象って。だって、新しい道具って、使い方がわからないじゃないですか。ねえ奥さん。
ツイッターとかフェイスブックとか、人に説明するの難しいじゃないですか。そういうことなんですよ。
で、使いややすさの研究っていうと、たとえば電話機。FAX。たとえば、銀行のATM。んでもって、自動車とかね。
そういうもんだったんです。

というわけで、ノーマンさんの「誰のためのデザイン?」は、そういう機械とか自動車とか、道具の使いやすさって思って読んでいったほうがいいです。
いきなりGUI(グラフィカルユーザーインタフェース)の話があると思ったら大間違いです。

« 「カリスマ」「CURE」@早稲田松竹(黒澤清特集) | トップページ | 三谷幸喜作・演出「国民の映画」@PARCO劇場 »

人間中心設計(ヒューマン・センタード・デザイン)」カテゴリの記事

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/472600/39027176

この記事へのトラックバック一覧です: (1)人間中心設計を知ろう 「誰のためのデザイン?―認知科学者のデザイン原論」ドナルド・A. ノーマン:

« 「カリスマ」「CURE」@早稲田松竹(黒澤清特集) | トップページ | 三谷幸喜作・演出「国民の映画」@PARCO劇場 »

リンク

フォト

VCおすすめ

  • ロリポップってエンジニアが優秀なんですよね。
  • じゃらんは優秀です。振り返ってみればだいたい使う。
無料ブログはココログ