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2008年11月26日 (水)

キッチン(吉本ばなな)

キッチン (新潮文庫)
吉本ばなな

買ったきっかけ:
ともだちから拝借。吉本ばなな本を読んだことがない私に、吉本ばなな本を読んだことがなかった友人が薦めてくれた、彼がはじめて買った吉本ばなな本。

感想:
本のカバーのミミに記された紹介記事によると、吉本ばななは「キッチン」で数々の賞を受賞していて、文庫本あとがきによると、だいぶ売れた本なのだそうです。そんなことを全く知らない私には、こんなにも「いろいろ考えてしまう」性格の主人公と、いろいろあった関係者たちの話が、バブリーな80年代後半に売れたというのがとても驚きました。苦楽どちらかといえば苦だろうし、明暗といえば暗がただよう。大きな時代の流れに飲み込まれて、個人のささやかな楽しみとか、アウトローな性格の部分が削られてしまうときの駆け込み寺的に、この本が求められたのか?とか、読んだこっちもいろいろ考えちゃう。

おすすめポイント:
繊細で、どこか世間ズレした人たちの孤独感。愛着が持てるものもいつかは離れなければいけないという、時間が止められないもどかしさみたいなものを感じます。なんとも言えない感情と、その感情の起伏を短い小説の中で表現していて、そこに感動しました。それでも、長い間せつない気分が続くので、心の余裕が足りないと、ちょっとキツイかも。

2008年11月25日 (火)

グッドナイトスリイプタイト@PARCO劇場

三谷幸喜最新作にして、やっと見れたぜ「グッドナイトスリイプタイト」。

芝居を見るきっかけとなった三谷幸喜の作品を、よーやっと見ることができました。あまりにも見ることができなかったので、期待するボルテージはそこまでホットでは無いにしても、やっぱり嬉しいものです。今回は、だいぶ避けてきた恋愛ものを、夫婦モノとして取り組んでみた作品なのだとか。バンフレットに書いてありました。そう、チケットも高いのにパンフレットまで買って。フトコロ事情を厳しくしてくれる三谷幸喜。

中井貴一も戸田恵子も、いい芝居します。感動したのは、若いころと、別れるころの歳の差を、しっかり演じ分けているところ。これにはシビれました。気持ちオーバーな感じでやってのけるのですが、やりすぎない。休む暇がない二人芝居なのに、とてもエネルギッシュ。体力あるなあ。見習わなければ。

内容は、ある作曲家の別れるまでの夫婦生活。笑いもあるけれど、勢い良くバシバシ笑い飛ばしていくものではなくて、日常のささやかな夫婦の会話がベースなので、オトナな感じ。ご年配の方なら、そんな会話したした!というようなシーンが多いのではないでしょうか。

チケットは高いけれど、満足度も高い。そんな芝居でありました。

ひとつだけ苦言があるとすると、告知とかに三谷幸喜が露出しすぎ。中井貴一と戸田恵子の間に一番目立って写る三谷幸喜。三谷幸喜は好きなんだけど、それはちょっとどうかと…。パンフレットの中身ならまだしも、それがメインビジュアルなWebってどうですか。三谷さん。

ライトノベル「超」入門(新城カズマ)

ライトノベル「超」入門 [ソフトバンク新書]
新城カズマ

買ったきっかけ:
友人から拝借

感想:
ライトノベル作家による、ライトノベルとは何ぞや?を書いた本。結論を要約してポンポン書いてくれているので、その名のとおりライトに読めます。その上で、普段ライトノベルどころかアニメも見ないぞという人向けでもあるので、詳しく書きつつも、要点をしっかり押さえた内容です。よくわからないライトノベルを、つかみどころの無さをうまく表しています。

おすすめポイント:
ちゃんとした定義があるわけではないライトノベル。つかみどころが無いのはあたりまえ。では、どういうものがライトノベルと呼ばれるのか?どういう経緯で、ライトノベルという小説のレーベルができてきているのか。具体的な名前は挙げているものの、ものすごく要約してくれているので、ライトに読めます。これを読めば、少なくともライトノベル知ったかぶりになれます。

2008年11月23日 (日)

表現・さわやか「美少年オンザラン」@駅前劇場(下北沢)

表現・さわやか「美少年オンザラン」@駅前劇場(下北沢)

ついに見に行きました、表現・さわやか。本多劇場でラサール石井主催のらさある亭コント対決に出ているのを見ただけ。猫のホテルは欠かさず見ようとしていますが、表現・さわやかは、結果的にはなぜか避けてしまっていました。そして今回の「美少年オンザラン」。猫のホテル本公演の印象ばかりなので、印象変わっちゃうよなぁと思いながらの下北沢駅前劇場です。

お世辞にも広いとは言えない駅前劇場。入るの初めてです。入ってびっくり、満員じゃないですか!表現・さわやかって人気あるのね。知らなかったです。女性率が高いのは、お笑いライブに来ている気分になります。

かいつまんでの感想。

真面目に、やりたいだけバカやりました。そんな印象です。

けっこう、みんなキャラが立ってます。佐藤真弓さんのしゃべり方がいい。

これがイケテツワールドなのか。

好き嫌いはあるでしょうが、間違いなく元気をくれます。

行き詰まりを感じている私のような人間には、こんなさわやかワールドが必要です。

勝手にホームグラウンドと呼びたくなる、表現・さわやかでした。次も見に行こう。

ちなみに、猫のホテル本公演と比べるという意味では、千葉雅子さんたちの味が、なんとなく今日も掴めたのかも。

全体として共通しているのは、役者と作・演出との信頼感。いろいろ考えると、いろいろあるはずなのに、よくあのまとまりができている。いいな。

2008年11月18日 (火)

Doris&Orega Collection Vol.4「どんまい マインド」@新国立劇場

「どんまい マインド」東京公演の千秋楽を見てきました。西村雅彦と山田和也演出という組み合わせは子供のころから見たかった東京サンシャインボーイズの一部のような気がして感無量と思いきや、さすがに自分の中での盛り上がりも落ち着いていますので、だいぶ温かい目で楽しむことに。忘れないようにキャストを書いておきましょう。

西村雅彦、金子貴俊、市川由衣、脇知弘、中丸新将、芳本美代子、松田美由紀

いやいやいや。このキャストはテレビを見てればいつかは目にする人たちばかり。かなり前の席で見ることができたので、芝居の内容より、役者ひとりひとりをマジマジと見ることが多くなりました。下世話な話ですが、松田美由紀の胸がスゴイです。ほんと目がそんなところばっかりいっちゃって困ります。

千秋楽ということで、カーテンコールで役者ひとりひとりからご挨拶がありました。目の前には西村雅彦。気のせいか目線がちょこちょこ合います。その隣は市川由衣。初舞台らしく、千秋楽に感動して泣き出してしまいました(実際には地方公演が2つ残っていますが)。いやー、細い!顔が小さい!白い!演技も初舞台とは思えなかったので、良い感じです。役者やスタッフの連携というか、信頼感というか、盛り上がりというかがとてもマッチしていたのでしょう。芳本美代子さん、もらい泣き。

実は前から気になっていなのが中丸新将。なんと50代最後の舞台なのだとか。来年で60歳。そんな風に見えませんよ新将さん。この出演者たちの中ではキッチリ脇を固めてくれる重要な存在でした。渋くて通る声にシビれます。うれしいなあ。

ひとりひとりの感想も書きたいところですが、、まとめてみると少しベタなストーリーと演出。それは、わざとなのでしょうけれど、けっこう装置とか小道具に頼らない演技が求められるシーンが多くて、なかなか感心しました。しかも、ちゃんと役者ひとりひひとりをキャラ立ちさせるような本になっていて、誰かに頼っていればいいような流れではありません。しかもコメディ。お世辞っぽいけれど、役者みんながんばってたし、生き生きしていたなあ。

内容は、明るく楽しく笑える、温かい仲間たちの話です。正直なところ、ベタやなーと思う反面、ひとりひとりの見せ場をまんべんなく作られた、作り手の腕を感じるというのも確か。名の知れた出演者たちとは言え、しっかりとエンターテイメントしている芝居。チケットを買うときは、とても悩みましたが、今となっては満足の「どんまいマインド」でした。

2008年11月 5日 (水)

harman/kardon EP710(白色と黒色が選べる)

先日はEtymotic ResearchのER-6でしたが、今日はharman/kardon EP710です。実は、ER-6の調子が悪くなってしまって、左右の出力バランスが違ってきてしまったのです。そこで、ER-6に代わるイヤホンを探すことになりました。

久しぶりに量販店のイヤホンコーナーに行きました。国内メーカーのカナル型イヤホンがすごく増えています。やっぱり遮音性が大きいと、得られる音質も違うんでしょうね。ただ、カナル型とは言え、耳栓のように耳穴を詰めて遮音性が大きいような形状なのかどうかが、見ただけでは分かりません。ソニーやオーディオテクニカのカナル型イヤホンも、独特な形をしているものの、どれだけ遮音性があるのか疑問です。やっぱりキノコのカサが2~3段になったのがいい。探してみると、Etymotic Researchは棚面積が減っています。うーむ、肩身が狭くなっているではないか。あっても、やっぱり値段が高く感じてしまうのも事実。他のメーカーでもいいか。そう思い始めて目についたのが、harman/kardonのEP710。スピーカー部分は、すこし大きいような気もしますが、キノコのカサみたいな部分は、しっかりあります。いままで使っていたER-6にそっくり。スペック上は、音域が少し狭くなるようでしたが、いやいやそんな上等な耳を持っているわけでもないし…、などと矛盾した見解を持ちつつ購入。

すぐに使いたくなって、店をでるなりパッケージをおもむろに開ける。いや、開けようとしたところで、妙な文字列を見かけたような気がしてしまいました。おや、よーく見ると…「Technology By Etymotic Research」。なんじゃそりゃー!エティモティックリサーチがOEMしてるんかい!そりゃカサの形状が似ているはずです。まあ、結果的にはエティモティックリサーチをもう一度使いたいと思っていたのでベストなのは間違いありませんが。装着してみると…スピーカーの部分の大きさが違うので、装着感はだいぶ違います。ちょっと大きいのでフィットしづらい。音質も、ちょっと音域が狭くなった印象。スペックだけだと思ったら、ちょっとは差が感じられました。それでも、全体としては満足です。値段も安いし。

余談ですが…

前に使っていたEtymotic ResearchのER-6は、ダメ元で解体して、フィルターチップを交換してみました。一応、スペアが付属していましたので。そしたら…直ってしまいました。左右の音が正常なバランスで出力されてきます。あああああ!余計な買い物をしてしまったではないかッ。

2008年11月 3日 (月)

Etymotic Research ER-6

Etymotic Research。エティモティックリサーチ。2年ほど前に「コレいいよ」と言われて、ずっと気になっていたカナル型イヤホンのメーカーです。それなりにいい値段するので、ずっと手を出せずにいました。それまで使っていたのは、Bang & Olufseのearphoneと、オーディオテクニカの2~3千円で売っているイヤホンでしたが、いよいよケーブル不良で使えなくなってしまったのです。これを機に、あのエティモティックリサーチを使おうじゃないか。買うなら今しかない。そう思って買ったのが、去年の今頃でした。

Etymotic Researchのカナル型イヤホン。買ったのは、何とか手が出るER-6というモデルです。当時は物珍しくもあった、キノコのカサが2段3段にもなっている形状で、しばらくは正しく使えていませんでした。ちゃんと使うには、耳栓のように穴を埋めるようなイメージで装着しなければいけません。よくわかっていなかった私は、耳に掛かればいいのだとばかり思っていました。耳栓のように奥まで装着すると、どうでしょう、周囲の音がほとんど聞こえず、かつクリアな音楽が聴こえてくるではないですか。おお、これは新体験だ。こんなに小さいのに広い音域も出ている。クセも無さそう。それでいて外部の音があまり入ってこない。安物のダイナミックヘッドホンなんて比ではありません。おススメです。

周囲の音があまり入らないということは、外を移動中に使うには気をつけたほうがいい。だとしても使いたい。この質感、装着感は止められなくなります。

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