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2007年12月16日 (日)

偏路(劇団、本谷有希子@紀伊国屋ホール)

見てきました、本谷有希子。

開演前のアナウンスで久しぶりに本谷有希子の声を聴いて、ああ、この声だよなあと懐かしんでしまいました。癖があるけど、変に落ち着くいい声です。

今回の衝撃度順に感想を挙げていきましょう。

●江口のりこ
はじめて生で見たのですが…すごくスタイルがいい。ちょっと細すぎるんじゃないかと思うぐらいだけど、背も高いし、座ったり立ったりしていると、ついつい江口のりこばかりを見てしまう。いかんいかん。もちろんいい意味で。醸し出す存在感もしっかりしていて独特で、よかった。

●馬渕英俚可
これまたはじめて生で見たのですが…。髪型も手伝ってか、鈴木蘭々みたいな印象。生き生きしていていいなあ。空回りのギリギリ手前でうまく演じていて、とっても好印象でした。

●近藤芳正
ちんげさんこんにちは。青山スパイラルで見た「砂利」以来です。経験と経歴からすれば、あなたのほうが空回りしているでしょう。いい意味で。好きだなあ、こんどーさん。いくつか見るようになって、だんだん持ち味が分かってきた気がします。テレビで見るのとは違う面が。演じているときは生き生きしているのに、演じ終わると沈んだ表情になるのは、素でしょうか。ともあれ、どういう芝居をしていきたいのかがだんだんわかってきた気がします。

●本谷有希子
いまだにフリクリのおねーさんというイメージしか定着していないのですが、もうちょっと作品を見ていかないと本谷ワールドはわからない気がしました。このままマイペースで本谷ワールドを展開していってほしいです。

内容の感想はというと、家のセットで繰り広げられる親子・親族の話なので、吉本新喜劇みたいなイメージが、たまにダブりそうになりました。ぜんぜん違うはずなのに。本谷ワールドは小劇場向きなんだと思う。あと、近藤芳正の持ち味を出しきれずに、彼がやりたいようになって楽しんでいる感じがするのだけれども、そのへんはいかがなものでしょうか。好きなんだけどな、こんどーさん。本谷有希子は強く出れないのでしょう…きっと。本谷シナリオを生かせる演出の人が出てくれば、すごくよくなる気がする。シナリオとメッセージ性はとてもいいと思うので、この先に期待。…と、生意気なコメントが連発で怖いので、やめましょう。

生っぽさ以上に、本谷有希子の感性が色濃く感じられました。理由や理屈ではなくて、なんとも言えない独特な筋書きや展開があるのです。この感性は若々しい作家が本人の力で育っていく過程を見ていられるようで、先が楽しみになります。前から好きな近藤芳正がいるおかげで、偏った見方しかできなくなっていますが、それはそれでおもしろい。作品それぞれで満足するかというよりは、長い時間をかけて見守っていけば、見ている私にもなにかが得られるような気がする。そんなおもしろい感情になりました。

最後に。
前から紀伊国屋は嫌いなのですが、今回も会場に嫌なヤツがいました。「オレ仕事で居るだけで芝居好きとかって思われたくないんだよねー」的なことを声を大にして言っている。まだしても顧客満足度が下がりました。勝手に紀伊国屋関係者と思っておきます。

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