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2007年11月26日 (月)

海馬/脳は疲れない ほぼ日ブックス (ほぼ日ブックス)(池谷裕二 糸井重里)

海馬/脳は疲れない ほぼ日ブックス (ほぼ日ブックス)
池谷裕二 糸井重里

買ったきっかけ:
勧められるがままに、借りました。
脳を研究している人と糸井重里が対談している本です。

感想:
つい揚げ足を取ってしまおうと思うのが、私の悪いところです。脳は疲れないと言うタイトルなのに、よく読むと脳が活性化しなくなる状態があると言っているので、たぶんそれが疲れている状態と言っていいのではないでしょうか。
ああ、とても満足した本なのに。こんなことを書いてしまう!!
人の生理的なことを考えながら、人生観までつなげていってしまうという、素敵な本です。歳をとっても、いつまでも脳は元気なんだとか。三十路前に読むと、元気になれます。三十歳から脳はすごく良くなってくるそうです。

おすすめポイント:
糸井重里さんの合いの手を入れる方法を学ぶことができます。見習うべし。

2007年11月 8日 (木)

ジャパン・プレゼンテーション―世界に伝わる広告表現スキル(杉山恒太郎)

ジャパン・プレゼンテーション―世界に伝わる広告表現スキル (角川oneテーマ21 (C-65))
杉山恒太郎

買ったきっかけ:
プレゼンの話かと思ってパラパラと立ち読みしたら広告表現についての本でした。サブタイトルに書いてありました。なるほど。ちゃんと見なかった私が悪かったのであります。

感想:
私が褒めてもショウガナイんですが、具体的かつ分かりやすい表現で終始しています。この本が訴えていることとか、得られるものはタイトルに集約されています。ソレなんです。そして中身は体験から得た話ばかりだというのに、とても簡潔です。でも論文やレポートっぽくなってないのがまたすごい。まるでこの本を書くために生活をしているかのように錯覚してしまうほどの観察眼、行動力、そして気づく力。怖いほど能力の高い人なのは間違いないです。そんな人の本は、読んで損になるはずがありません!

おすすめポイント:
FIFAワールドカップ開催のこととか、カンヌ国際広告祭のことに象徴されますが、どういうことを考えて、どう行動したかが「さらっと」書いてあります。あまりにもごく当たり前というか当然という感じで書かれた彼の仕事、働きは、ちょっと考えるとめちゃめちゃスゴイことがわかります。そこを「さらっと」言えちゃう感覚が味わえるのがこの本の醍醐味です。この本が役に立つ人は、それなりに能力が高い人じゃないといけないと思います。そういう意味で、役に立つかどうかの評価は低いです。私には役に立たないはずですから…。それなりの人には間違いなく役に立ちます。

2007年11月 6日 (火)

必要性≒オリジナリティ≒魅力

必要ではないもの。必要なものを挙げるよりも、難しいかもしれない。
必要でないのに、存在するわけですから。
誰にとって必要なのか。この条件を付け加えてやれば、挙げるのは簡単です。
ということは、私にとって必要なものでも、あなたにとっては必要ではないものが存在します。
逆に、私にも、あなたにも必要なものもあります。

誰にも必要とされるもの。
そのランキングがあるなら、見てみたいと思いませんか。
そのランキングの最下位にあるものは何なのでしょう。

そんなことを考えていると、まるで必要なものだけが存在しているような感覚になります。
まったく誰にも必要とされないものが、いくらでもあるはずなのに。

抽象的になってしまいました。
ここでいろいろな質問を書いてみましょう。

スペースシャトルは必要ですか?

砂漠は必要ですか?

活断層は必要ですか?

排気ガスは必要ですか?

カプチーノは必要ですか?

ふとん乾燥機は必要ですか?

夢は必要ですか?

あらゆるものに、必要かどうかを聞いてみるというのは、面白いと思います。そうすれば、自分にとって必要かどうかという主体性というものが、なんとなく分かってくるような気がしませんか。そして、私のように主体性がよくわからなくなってしまったような人間ができるのは、いろいろな情報が手に入り、影響を受けるようになる時代になっているからだと思うのです。近所のスーパーの安売りよりも、テレビの向こうの芸能人の色恋沙汰のほうが気になるという人がいてもおかしくないのです。

そうした飽和な情報の中で、自分はコレだ、と取捨選択するしか、主体性をもつことがなくなってきます。すると、パーソナリティはどんどん平均化されて、画一化されていくような気がします。人は、選ぶことしか能力がなくなっていって、自己表現をしたり、新しいものを生み出す力が衰えていく。これが、経済的な成長をしなくなっていくような原因になっているとすれば、なんとも因果なものでしょうか。

必要ではないものを考えていけば、オリジナリティとはなにかに行き当たる。
オリジナリティは、「私に必要でも、あなたには必要でない」というものを増やしていくことから始まる。
増えていって、私のオリジナリティが認められるようになれば、あなたにも必要になるかもしれない。
それが魅力といものの姿なのだろう。

無いものが欲しい。手に入れてしまえば、要らなくなる。
それでもオリジナリティをゆるがせず、必要とされ、存在するものが魅力の正体だとすれば、主体性の無い俺に魅力がないことが納得できる。
自分の魅力を上げるには、人と違うことをするのが手っ取り早いのだろうけど、けっこう難しいぞ!

2007年11月 5日 (月)

短編小説のレシピ(阿刀田高)

短編小説のレシピ (集英社新書)
阿刀田高

買ったきっかけ:
ストーリーをつくる人、つくる極意を知りたいと思っていました。物語ることを理解して、自分も物語ることがうまくなれば、会話もプレゼンもうまくなる気がしたのです。書店でこの本を見かけて、そうだ短編小説ならノウハウが詰まってそうだ。それに有名な小説家の作品もよく知らないし、教養にもなる。これはいい。そう思ったのがきっかけです。

感想:
期待していたとおり、小説家がどういうスタンスで執筆しているのかを教えてくれました。指南書ではなくて、実在の小説家(故人ばかりですが)が書くときに、おそらくこういう発想をし、こういうことに影響されたんだろう、ということを書いてくれています。

おすすめポイント:
前に書いた「インタラクティブの流儀」と似ていて、作家がどういう世相や環境に生まれ、どう思っていたか、何に影響を受けたかという視点で描かれています。そのバックグラウンドとともに、筆者が小説家でもあるため、同業者という立場からの視点でも語ってくれています。これはけっこう貴重な本だと思うなあ。

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